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阪急、節電のため暖房を10~12度に

 冬も夏同様、電力を多く使う季節。東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故により電力事情は悪化し、今年の夏は鉄道業界でも節電の動きが見られました。

 しかし、節電が要るのは夏だけではありません。冬も需要が増大するのです。夏は午後が需要のピークなのですが、冬で需要が多くなるのは夕方。鉄道業界にとっては厳しい話です。夏なら昼間のそれほど利用者の多くない時間帯ですが、冬は夕方のラッシュですから。

 そんな中、阪急の角社長は12日に記者会見を行い、冬の節電対策として、従来10度台後半に設定していた暖房を、今年は10~12度にしていることを明らかにしました。しかも、関西電力の供給力に対する需要が97%を超えた場合には、間引き運転をするほか、全車両で暖房を停止することも検討しているようです。ちなみに、全車両で暖房を停止した場合、昨年の冬に比べて10%程度の節電ができるようです。

 「10~12度の暖房」と言えば、かなり寒い気もしますが、いくら脱げばいいとは言っても裸になるわけにはいかない夏とは違って、厚着になることである程度はカバーできます。コートを着たまま電車に乗ればいいのですから。やむを得ないでしょう。

 また、阪急でそのようなことができるかわかりませんが、通過待ちなどで長い時間停車するときは、一部の扉を閉めるなどの車内保温の対策も必要でしょうね。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/biz/news/20111213k0000m020047000c.html)

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