大阪市営地下鉄、初乗り運賃値下げか?
いろいろな改革を打ち出している橋下新市長。大阪市営地下鉄・バスについても完全民営化などの改革を打ち出しています。
毎日多くの人が利用する大阪市営地下鉄。悩みの種は初乗り運賃の高さです。東京メトロや関西の私鉄に比べると、割高の200円(期間限定、「Osaka PiTaPa」所有者限定で、隣駅まで実質100円のキャンペーンはやっていますが)。そこで橋下新市長は、交通局に対し、地下鉄の料金体系を見直すように指示しました。交通局には複数の値下げ案を検討するように指示を出しましたが、初乗り運賃は10円か20円引き下げるようです。もちろん、値下げすると減収になります。初乗り運賃を10円引き下げると数十億円の減収になるとの試算もあります。この減収分については、民間より高いとされる給与のカットや人員削減でカバーする考えです。
また、争点の一つとなっていた地下鉄今里筋線の延伸については、当面の間行わないことを明言しています。料金体系の見直しの後、延伸するかどうかを判断します。延伸を取りやめた場合、代替の交通機関を路面電車にするか、バスにするかは区長に判断させるようです。
現在、70歳以上の市民に無料配付している「敬老パス」については、市内を走る私鉄などに20~30億円交付し、運用の拡大を検討します。しかし、年間予算は80億円にも上り、今後さらに増える見通しであることから、所得制限を設けるなどの見直し案を健康福祉局などに検討させます。なお、「敬老パス」の経費については今は市の一般会計から出ていますが、それを交通局に負担させる方針です。
(参考:日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819A91E2E4E2E0848DE2E4E3E0E0E2E3E39391EAE2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111206-OYT1T00689.htm)
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