惜別「きたぐに」と長野電鉄の旅(3)
「スノーモンキー」は3両編成。一番前の1号車は個室と回転リクライニングシート。しかし2号車と3号車は2人掛けのシートが固定されていて、リクライニングもできない。真ん中を向くようにロマンスシートが並べられている。車両の前半分は、後ろ向きだ。今回買った切符は、前回のときと同じ、「日帰り『楓の湯』クーポン」。湯田中駅の裏にある温泉、「楓の湯」に入ることを条件に安くなっている。長野と湯田中とを往復すると2260円、それが「楓の湯クーポン」を使うと1500円だ。しかも特急にも料金を払わずに乗ることができる。
9:51に湯田中に着くと、少し開店を待って10時オープンの「楓の湯」に行く。風呂に入るには早すぎるが、仕方がない。その後温泉街を散策して、昼食用におやきと山ノ内町の町民スイーツになっている、「どらっふる」(どら焼きの生地にヨーグルト、クリームチーズ、フルーツを挟んだもの)を買い、次の特急に乗る。湯田中11:58発は「ゆけむり」。元小田急ロマンスカーだ。ここでの狙いは先頭の展望席。早めに改札に並んだため、確保できる。運転士が客室からはしごで運転室に入ると出発だ。全面に広がる展望を楽しむ。
須坂で、屋代線に乗り換え。2012年3月で廃止になるところだ。「ゆけむり」から乗り換え、しばらく待っていると、屋代行きの電車が入ってきた。須坂12:46発だ。その奥に停まっているのが、3月に引退になったはずの2000系(マルーンに塗られている)。とっくに解体されていると思っていたが。
屋代線の電車は、25人ほどで出発。しかし、2駅目ぐらいで8人ほど降りてしまう。15人ほどの客を乗せて、淡々と進む。次に大きな動きがあったのは、線内で一番大きい駅、松代。私も含めて5人ほどが降りたが、それ以上に乗ってきた。松代では15:26発の須坂行きも見たが、15人ほどが乗り込んでいる。やりようによっては、まだなんとかなる路線なのかもしれない。最大の問題は、屋代線は沿線自治体にとってどうしても重要な路線でないため、補助に力が入らないことか。
松代は真田氏10万石の城下町。博物館の共通券を買い、散策する。帰りは長野駅までアルピコ交通の路線バス。30分間隔で出ていて、鉄道より便利だ。松代駅15:30発の便に乗ったが、乗客は4人からなかなか増えない。長野の中心部に近くなったようやく6人に増え、30分ほどで長野駅に到着。
長野に来たので善光寺に参拝することにする。善光寺へのバスは多く、しかもたったの100円。暗くなるといけないので、バスに乗って行くことにする。帰りは時間に余裕があるので、歩いて戻る。善光寺の入口から20分ほどで駅に戻ってきた。
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