新函館は階段なしで乗り換え
2015年度に開業する北海道新幹線新函館。函館線渡島大野につくられます(駅名が「新函館」などに改称されるのでしょう)。この新函館の構造はどのようになるのでしょうか? 1月27日に(新函館ができる)北斗市議会特別委員会で報告された案(駅を建設する鉄道建設・運輸施設整備支援機構が北斗市に提示したもの)によれば、次のようになるようです。
文章だけだとわかりにくいですが、新幹線と在来線ホームが同じ高さにおかれ、新幹線ホームは対面式が2本あります。線路も2本で2面2線です。そのうち、片一方のホームが在来線ホームと階段なしで結ばれ、乗換改札を通るだけで行き来できるようになります。新幹線は札幌まで全線開業するまで、1面のホームだけで対応するのでしょう。九州新幹線部分開業時の新八代のように。在来線ホームは島式が2面あります。新幹線ホームと接続するほうに函館とを結ぶ連絡列車と札幌方面の特急が発着します。連絡列車は新幹線と在来線に挟まれたところから発車します(ただし、在来線ホームに移動する必要があります)。階段の上り下りなしで、函館への連絡列車や札幌への特急に乗ることができるのです。
しかし残念なのは、改札を通らないといけないこと。そこが新八代と違います。乗り換え列車が普通列車ならば無人駅対策もあり、乗換改札が必要でしょうが、連絡列車や特急ならば基本的には有人駅でしょうし、車内改札もできます。このままでは1か所しかない乗換改札に人が集中します。新幹線と連絡列車、特急との乗換改札を廃し、通路を広く取ったほうがスムーズな乗り換えができます。連絡列車や特急利用者の切符のチェックは車内や到着駅で行うことにし、普通列車の利用客だけを乗換改札でチェックすればよいでしょう。そういう面で惜しい、新函館の構造です。
(参考:asahi.com http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001202010005)
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