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阪急バス、阪神バス等バス専用ICカード「hanica」、4月から導入

 阪急バス、阪神バス、阪急田園バスは4月1日から、一般路線全線(高速バス、リムジンバス、深夜急行バス及び一部路線バスを除く)で使うことができるバス共通ICカードを導入します。

 この「hanica」はプリペイド式のICカード。鉄道会社の阪急などは後払い式の「PiTaPa」を導入しています。新たにクレジットカードをつくる必要があり、敷居の高いICカードです。しかも、個人情報を出してクレジットカードをつくらないといけない割には、割引は渋いです。「これは」というのは、大阪市交通局ぐらいです。最近駅以外でもICカードを電子マネーとして使うことができるところが増えていますが、その敷居の高さが災いして、関西地区などではプリペイド式のJR西日本のICカード、「ICOCA」を使うことができるケースが多いです。「ICOCA」なら「Suica」などとも共通利用できますから。

 話を元に戻します。「hanica」はICカードなので500円のデポジットがかかりますが、チャージ時にプレミアがつくようになっています。プレミアの率は10%。2000円チャージすれば2200円利用できます。現在発売している「阪急・阪神バス共通カード」とほぼ同等の割引率です(5000円で5600円分使うことのできる「阪急・阪神バス共通カード」だと若干不利になります)。また、「hanica」は住所、氏名などを登録することにより、紛失しても再発行が可能になります。小児や障害者の場合でも、登録することにより自動的に割引運賃が適用になります。

 なお、「hanica」の導入に伴い、「阪急・阪神バス共通カード」は5月31日を以って発売を終了します(阪急バス、阪急田園バスでは、すでに1月31日を以って「スルッとKANSAIカード」の発売も終了しています)。阪急バス、阪急田園バスでは、唐櫃営業所所属車両などを除いて9月30日までしか「スルッとKANSAIカード」は使えません。「スルッとKANSAI2day・3dayチケット」は10月1日以降も券面提示により利用できます。阪神バスは10月1日以降も「阪急・阪神バス共通カード」「スルッとKANSAIカード」を使うことができます。
(参考:阪急バスホームページ http://bus.hankyu.co.jp/news_release/120119_hanica.pdf、http://bus.hankyu.co.jp/ticket.html#ticket6、http://bus.hankyu.co.jp/news_release/hanica_guide.pdf)

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