JALのパイロット、中国南方航空などにレンタル
経営再建中のJAL。就航路線は2009年10月からの2年間で、国内線は144路線から109路線に、国際線は64路線から47路線に減っています。また、燃費の悪いジャンボ機を全廃したため、パイロットが余っています。パイロットの操縦資格は機種ごとに与えられ、別の機種を操縦しようと思ったら、新たに訓練しないといけません。ところが、訓練するための機材が足らないため訓練できず、待機しているパイロットが出ています。
しかし、待機中のパイロットでも、雇っている以上は給料を払わないといけません。そこで考え出されたのが、航空需要が拡大している中国や韓国に出向させること。このように海外の航空会社に出向させるのは初めてのことです。中国や韓国はジャンボ機を含めてパイロットが不足しています。JALはすでに1月から中国南方航空に約10人が順次出向するとともに、大韓航空とも交渉に入っています。出向者はパイロット全体の数%にあたる数十人規模を予定しています。出向者の人件費は出向先が負担するため、JALは年間数億円程度を節約することができます。パイロットにとっても、操縦の機会があるので技量を維持できます。語学の問題については仕事では英語を使うので、中国語や韓国語ができなくても問題ではないでしょう。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120209-OYT1T00714.htm)
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