九州新幹線、「定期券専用新幹線特急料金回数券」発売開始!
昨日の記事の続きのようなものです。
JR九州は4月1日から、「定期券専用新幹線特急料金回数券」というものを売り出します(9月30日までの期間限定です)。定期券利用者限定(「SUGOCA定期券」は除く)の回数券で、乗車券や回数券などと組み合わせることはできません。4枚つづりの回数券で、有効期間は1か月です。
発売区間と価格は、博多-新鳥栖間と博多-久留米間が2400円(1枚あたり600円)、博多-筑後船小屋間が3200円(1枚あたり800円)、博多-新大牟田間が3600円(1枚あたり900円)です。小児用の設定はありません。新幹線自由席の通常料金が新鳥栖、久留米までが830円、筑後船小屋までが1200円、新大牟田までが1680円なので、それなりに安くなっています。博多-新大牟田間の料金回数券は博多-大牟田間を含む定期券(吉塚-荒尾間など)と組み合わせることができますが、博多-新鳥栖間の料金回数券は博多-新鳥栖間を含む定期券に限り組み合わせることができます。定期券利用者が、「寝坊して遅刻しそう」とか「早く帰りたい」というときに使える回数券です。そういうきっかけから、恒常的な新幹線利用者になってもらうのが狙いでしょう。
また、短距離利用者向けのほかの切符に関しても若干のリニューアルがあります。「九州新幹線日帰り2枚きっぷ」「ビックリつばめ2枚きっぷ」を2013年3月31日利用分まで発売期間を延長します(発売期間は「九州新幹線日帰り2枚きっぷ」が2013年3月31日まで、「ビックリつばめ2枚きっぷ」が前日の2013年3月30日まで)。
「九州新幹線日帰り2枚きっぷ」は博多-新玉名間の設定が新たにできるとともに(1枚あたりの値段は2450円。正規の乗車券・特急券と比べて、29.0%の割引です)、すでに発売されている区間のもの(博多-新鳥栖、久留米、筑後船小屋、新大牟田間)については、吉塚からも利用できるようになります。「九州新幹線日帰り2枚きっぷ」博多-新玉名間の発売により、「ビックリつばめ2枚きっぷ」の博多-新玉名間の設定がなくなります。「つばめ」に限定したテコ入れが必要な熊本とは違い(「みずほ」「さくら」は乗車率が高いので、極端に安い切符を売る必要はありません)、新玉名はほとんど「つばめ」しか停まらないので、制約の少ない切符のほうがいいでしょう。
また、4月1日発売分から、「九州新幹線2枚きっぷ」にも新しい設定ができます。福岡市内-光の森間です。1枚あたりの値段は3650円です。また、博多-筑後船小屋、新大牟田間のものについては、吉塚からも利用できるようになります。
(追記)
「定期券専用新幹線特急料金回数券」は2013年3月31日まで発売期間が延長されました。また、新玉名-熊本間、熊本-新八代間が追加設定されます。価格はどちらも2400円(1枚あたり600円)です。なお、新玉名-熊本間の料金回数券は玉名-熊本間を含む定期券と組み合わせることができます。
(参考:JR九州ホームページ http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/Search/FE7451FDBF83B18D492579AB0046DD9D?OpenDocument、http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/Search/4F0001A7DE136147492579AB0046DD2F?OpenDocument、http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/GeneralFrameset?OpenFrameSet)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JR九州」カテゴリの記事
- 日田彦山線BRTの利用者の6割は観光客(2024.09.07)
- JR九州、熊本・宮崎・鹿児島3県乗り放題で15000円(2024.09.01)
Comments