三田に関西初の連節バス
バスは普通、1両で走るものなので、一度にたくさんの客を乗せて走ることができません。ところが、極めて利用者の多いところでは、それでは運びきれません。2両連結して走る、連節バスが登場するのです。これまで、首都圏では千葉、藤沢、厚木の3か所、東海では岐阜で走っていますが、関西ではこれまで連節バスはありませんでした。
ところが、三田市は人口が今なお増加傾向にあります。そこで、神姫バスは通勤、通学時の混雑緩和のため、連節バスを2012年度に2台導入する方針を決めました。大阪方面への通勤、通学輸送のほか、関学神戸三田キャンパスや、産業団地・テクノパークへの輸送にも役立てます。
連節バスは車両間をほろでつなぎ、低床構造で、前後の車両を自由に行き来できます。定員は131人、長さは約18メートル。道路運送車両法に基づく保安基準である全長12メートル未満を超えるため、連節バスは原則日本の公道を走ることができません。運行には近畿運輸局のほか、三田市や兵庫県警などの認可が必要となり、定められたルートでしか走行できないことになります。
なお、連節バスの値段は約1.2億円。神姫バスが約7000万円を負担し、あとは国などの助成を見込んでいます。三田市も購入費を助成するために2012年度の当初予算案で約1000万円を計上しています。
(追記1)
神姫バスは、2013年春から三田市に関西初となる連節バスを走らせます。
その名称については、12月15日から2013年1月15日までの間、募集しています。
(追記2)
神姫バスが三田市内の4路線で走らせている連節バス、「オレンジアロー 連 SANDA」ですが、2016年4月から休日にも走らせることになりました。午前は三田駅-神戸三田プレミアム・アウトレット間に7本、午後は新三田駅-ウッディタウン間に6本走らせます。
(参考:神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004841451.shtml、http://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201604/0008952332.shtml、神姫バスホームページ https://www.shinkibus.co.jp/mart/fm/)
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