南海、阪堺、泉北、春から「駅ナンバリング」実施
南海、阪堺、泉北の3社は、外国からの客などにもわかりやすく駅を案内するため、「駅ナンバリング」を実施します。アルファベットとアラビア数字を組み合わせた「駅ナンバリング」を駅名案内板や車内路線図などに掲示します。導入時期は阪堺が3月下旬ごろから、南海と泉北が4月1日です。「駅ナンバリング」の導入は関西の大手私鉄では初めてのことです。
アルファベットは南海(NanKai)がNK、阪堺(HanKai)がHK、泉北(SemBoku)がSBです。番号の割り振りかたは実際の旅客の流れが考慮されています。南海は南海本線(泉佐野以北)、空港線に01から32まで割り振ります。難波がNK01、関西空港がNK32です。その後、羽倉崎(NK33)から和歌山市(NK45)まで続きます。高野線は帝塚山(NK51)から高野山(NK87)までです。支線である汐見橋線、高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線は接続駅の番号のあとにハイフンが付きます。汐見橋はNK06-5、和歌山港はNK45-1といった具合です。阪堺は天王寺駅前-浜寺駅前間の直通運転を考慮し、天王寺駅前から住吉公園まで割り振ります。天王寺駅前がHN01、住吉公園がHN11です。その後、住吉鳥居前(HN12)から浜寺駅前(HN31)まで続きます。その後恵美須町(HN51)に戻り、最後は東粉浜(HN61)です。泉北は単純に中百舌鳥(SB01)から和泉中央(SB06)までです。
この「駅ナンバリング」は欠番がないように番号を割り振っていますが、例外もあります。阪堺の東湊(HN26)と石津(HN28)、船尾(HN29)と浜寺駅前(HN31)は隣接駅ですが、欠番があります。路面電車である阪堺も南では駅と駅との間隔が開いているので、追加する動きがあるのでしょうか?
(参考:南海電鉄ホームページ http://www.nankai.co.jp/company/news/pdf/120223_1.pdf、阪堺ホームページ http://www.nankai.co.jp/groupinfo/news/pdf/120223.pdf、泉北高速鉄道ホームページ http://www.semboku.jp/news/dt_257.html)
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Comments
関西での駅番号は、京都、大阪、神戸の地下鉄の他、嵐電などでも先行事例がありますね。
番号が開いているのは、新駅構想があるか、或いは「ひょっとして出来るかも」という程度のものでも、空番にすることはあるようです。
上に挙げた嵐電、始発の四条大宮駅の次は西院駅ですが、この間に番号は2つ上がっています。駅間距離が長く、駅の一つもあって良さそうな距離で、「ひょっとして?」で番号を1つ空けている、みたいです。
Posted by: kisomitake | 2012.03.07 11:41 AM
kisomitakeさん、おはようございます。記事は若干修正しました。
* 番号が開いているのは、新駅構想があるか、
確かに番号を開けておかないと、新駅ができたときに対応できないですね。
Posted by: たべちゃん | 2012.03.08 04:53 AM