2012年ダイヤ改正後の近鉄に乗る(1)
まずは1週間前の3月25日に話を戻す。大阪から名古屋に戻るとき、3月17日のJRダイヤ改正でデビューした287系「くろしお」と、山間の小駅を通過するようになった快速急行に乗ってきた。
「くろしお」に287系を投入するというニュースは驚きを持って迎えられた。今まで振り子式が走っていたところにそうでない車両が走るからだ。カーブが多い紀勢線だからこそ振り子式が投入されたのであり、そうでないのが走ればどうなるかは明白だ。ダイヤ改正のプレスリリースでそれは明らかになった。所要時間が伸びたのである。高速道路が整備されたこの段階で、287系を投入する姿勢は不可解なものがある。ともかく、287系「くろしお」に乗ってみることにした。特急券は携帯電話で予約し、日根野から「くろしお22号」に乗る。J―WESTカード会員なので、特急料金は500円。座席も指定されている。
日根野から特急に乗る客もところどころ見かける。停車駅の多い快速とは違い、天王寺までノンストップ(朝の一部特急は和泉府中にも停まる)なので、多少は速い。「くろしお」がやってきて、乗り込む。日曜夕方の新大阪行きなので、座席はほぼ埋まっている。白浜などで週末を過ごしてきた観光客がメインだ。 カーブの多い紀勢線ではなく、阪和線なので振り子式との違いがわからないまま天王寺に到着。観光客が大勢降りるが、車内に残っているのも結構いる。
大阪環状線で鶴橋まで行き、近鉄に乗り換える。乗るのは鶴橋17:22発の快速急行。ダイヤ改正前の快速急行と区間快速急行を統合した種別で、室生口大野と赤目口に停まるが、伊賀の山中にある、伊賀上津、西青山、東青山の3駅を通過する。室生口大野、赤目口の追加停車はわかるが、いくら利用者が少ないとは言え、3駅の通過はよくわからない。通過する3駅の救済のために普通を用意しなければならないからだ。大都市近郊なら急行のサービスがいるが、ここまでは必要ない。快速急行が各駅に停まり(普通の運行を節約できる)、急ぐ客は特急に乗ってもらうほうがよい。ロングシート6両編成の快速急行は名張で後ろ2両が切り離され、4両編成となって伊賀の山中を行く。立っている客こそいないが、座席はまずまず埋まっている。
伊勢中川から津まで急行に乗り、(ノンストップ特急も全便停まるようになった)津で「アーバンライナー」に乗る。特急料金に200円を追加すれば「デラックスシート」に乗ることができる。特別車両料金(「デラックスシート」の料金)が距離別になってからは初めてだ。津で「アーバンライナー」を降りる客は多い。津に停まることによって、2時間落ち着いた車内でリラックスできるというメリットを失うことになったが、現実的な措置といえるだろう。(続く)
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