福岡市地下鉄七隈線、博多まで延伸へ
2005年2月に橋本-天神南間が開業した福岡市地下鉄七隈線。この路線の最大の課題は都心部のターミナル、天神南の位置。開業当初に私も行きましたが、早朝の空いている時間に急いで歩いても、地下鉄天神駅から歩いて7分かかりました。買い物客でにぎわう日中や夕方はさらに時間がかかることでしょう。
その問題が解決に向かうことになりました。福岡市は9日、天神南-博多間の第一種鉄道事業許可申請を行ったのです。地下鉄七隈線延伸区間の着工のため、必要な手続きとして行われたものです。開業は2020年度の予定です。
延伸される天神南-博多間は1.6キロ(建設キロは1.4キロ)。終点の博多駅のほかに(地下鉄空港線の博多駅に隣接しているので、天神南のような不便さはありません)、キャナルシティの近くに駅を設ける計画です。建設費は約450億円で、乗車人員は1日約6.8万人(うち新規利用者は約2.1万人)を見込んでいます。
(追記)
福岡市は2013年度当初予算案に、地下鉄七隈線延伸事業について、土木本体工事などの事業費数十億円を計上する方針です。2013年度は延伸部にある排水路の移設などに着手します。2月定例議会で可決されれば、2014年度着工だったのが2013年度に前倒しされることになり、2020年度の開業予定が早まる可能性もあります。
(参考:マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2012/04/10/007/index.html、福岡市交通局ホームページ http://subway.city.fukuoka.lg.jp/pdf/pdf_12032217324579.pdf、毎日jp http://mainichi.jp/area/news/20130202sog00m040001000c.html)
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