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「ツタンカーメン展」と水都巡り(1)

 大阪と東京の2つの会場で行われる「ツタンカーメン展」は大人気で、もともと6月3日までの予定であったのが、7月16日までに延長された。休日に行けばかなり待たされるのは容易に想像できる。たまたま5月21日に休みが取れたので、思い切って日帰りで行くことにした。ただし、その日は天文学上のビッグイベント、金環日食があるので、自宅でそれを見てからの出発となる。東海道新幹線、JR京都線、大阪環状線、地下鉄中央線を乗り継いで大阪港に着く。駅では「ツタンカーメン展」を目指す人がたくさん。人の流れに沿って歩けば、旧サントリーミュージアムだ。

 事前にコンビニの端末(総称して「キオスク端末」というようだ)で前売りチケットを買っておいたので、すぐに係員が配っている整理券をもらうことができた。80分後の11:40~11:55に入ることができるもの。それまでイライラしながら列に並ぶ必要がない。客はさっさと天保山マーケットプレースに行って食事や買い物をして、お金を落としてくれる。お互いに得をする、いいシステムだ。さすが商売の町だ。ほかでも是非採用してもらいたい。さて私は、ぶらぶら歩いて山登りをする。目指す山は天保山。標高4.5メートルの、日本で一番低い山だ。展望台から少し降りると「山頂」。はるかに上を阪神高速が走る。25年ほど前に日本で一番高い山に登ったことがあるので、これで高低両方を極めたことになる。

 「ツタンカーメン展」を見てからお昼にすると遅くなるので、先に食べておく。「ツタンカーメン展」に因んで、エジプト料理のカフェテリア、「エジプト食堂」なるものが旧サントリーミュージアムにあるので(仮設の店舗と思われる)、そこでお昼にする。とは言っても食事メニューは2つしかない。しかもひとつはピラミッド風に御飯を盛ったカレーライスなので、自動的にメニューは「コシャリ」に決まる。お米、パスタ、ひよこ豆、トマトソースからなる、エジプト風混ぜ御飯だ。ピリ辛である。豆を大豆の水煮あたりで代用すれば、家でもできそうだ。ドリンクを付けて1500円もするのに、量は少なく、小腹を満たす程度。話の種に、といったところか?

 ちょうど良い時間(指定された時間の10分前)になったので、会場に行く。ただ、そこからすぐに入ることができるわけではない。列に並び、30分経ってようやく入口に着く。しかし、もう少しで見ることができるのでイライラはしない。「ツタンカーメン展」の内容は見た人だけのお楽しみということで詳しくは書かないが、最初に少しビデオを見てから進む。入口の混雑はここに起因する。「ツタンカーメン展」では、ツタンカーメンの生まれる少し前からツタンカーメンの時代までを扱っている(紀元前14世紀ごろ)。世界史の最初のころに習った話だ。1時間余りで見終えて、ミュージアムショップに立ち寄る。「ツタンカーメンメン」(袋入り麺)や「黄金のラスク」(「マスク」ではない)といったものも売っていたが、レジが混んでいたので、買うのを止めた。13:20ごろに会場を出たが、そのときには何と3時間先の整理券を配っていた。(続く)

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