大阪市営地下鉄、終電延長&地下鉄初乗り運賃20円値下げ
大阪府市統合本部は8日、大阪市営地下鉄の民営化に向けた中間報告書を公表しました。
それによりますと、2013年4月から堺筋線以外の各線で終電時間を10~30分延長し、2014年春から初乗り運賃を20円値下げします。民営化は2015年に行う予定ですが、民営化のためには資産評価、法整備、金融機関との交渉など様々な手続きがありますので、できるところからやっていくということでしょう。
大阪市営地下鉄の終電は、東京メトロや関西大手私鉄に比べて30~40分早く、利用者からは不満があります。終電の延長は、終電後に運転される回送列車を活用する方向で行います。例えば、御堂筋線の北行きの最終は23:54(千里中央行き)ですが、これを0:20(新大阪行き)とします。この方法で終電を延長すると、年間数億円の費用がかかるようです。2014年春以降は、相互乗り入れしている私鉄各社とも調整して、堺筋線を含めて終電延長を拡大します。
運賃の値下げについては、昨年12月に橋下市長の指示を受けた交通局が提示した3案のうち、一番最後の3案をベースにしています。近距離が値下げになり(近距離でも値下げにならない区間があります)、8キロ以上が現状維持となる案です。年間の減収額は約60億円と見積もられています。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/area/news/20120509ddn001010006000c.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819A91E2EAE2E1968DE2EAE2E7E0E2E3E09391EAE2E2E2、YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120508-OYO1T00729.htm、大阪府ホームページ http://www.pref.osaka.jp/attach/15336/00097458/02shiryou01.pdf)
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