今年もプロ野球観客動員減少
セ・パ両リーグは15日、開幕からの観客動員を発表しました。震災の影響という特殊要因がなくなった今年も、観客動員は減り続けています。昨年と同じ主催試合数時点の比較で、セ・リーグは2.4%減の26041人、パ・リーグは6.3%減の20843人です。
チーム別にみると、一番多く観客を集めたのは阪神の38972人。しかし、7.5%も減っています。パ・リーグではソフトバンクの30546人(10.1%増)がトップです。中にはオリックスや広島のように20%以上も観客動員が減っているところもあります。昨年は震災の影響が大きかった首都圏のチームは、新監督効果のあるDeNAのように15.2%増えたところもありますが、西武は首都圏チームでは唯一減少しています。11.9%の減少です。
昨シーズンから(大リーグに規格を合わせて)飛ばないボールが導入されましたが、それでロースコアのゲームが多くなり、野球の面白さが減ってしまったのでしょうか? 投手戦ならいいですが、今のは単なる「デフレ野球」です。点が取りにくいので、どうしても地味な試合になってしまいます。素人的な視線からみれば、ある程度の打ち合いのほうが面白いでしょう。もっとも、今さら従来の飛ぶボールに戻すこともできません。セ・リーグで今年から導入された、予告先発もうまくはいっていません。ダルビッシュ投手(日本ハム、現:大リーグ)や田中投手(楽天)のような看板投手がたくさんいるパ・リーグとは違います。何でも真似すればいいものではないでしょう。
ちなみに、観客動員が7.5%減った阪神の坂井オーナーは、その原因を営業担当に分析させようとしています。それはある意味簡単です。弱くなったのですから。人気球団でお金はたくさんあるものの、それが強さと言うかたちで活かされていないのです。貧乏球団ならともかく、金持ち球団なのですから、お金の使いかたが間違っているのでしょう。選手ではなく、監督やフロントにこそ、外部の血が要るのかもしれません。
(参考:朝日新聞5月16日朝刊 中部14版、Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120518-00000109-spnannex-base)
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