南海、節電で「自由席特急」復活!
以前に書いた記事で、間引き方法を検討していた南海ですが、今年夏の節電策が決まりました。
節電を行う期間は、7月2日~9月7日の間の平日(8月13~15日を除く)です。主な節電内容としては、照明の一部削減、空調の見直し、券売機及び精算機の一部稼働停止、エスカレーターの一部稼働停止のほか、一部列車の車両数削減を行います(さらに関西電力の電力供給事情が厳しい場合は、一部列車の運休があることもあります)。
南海線系統では、難波-関西空港間の空港急行2往復を8両から6両にし、8両編成の特急「サザン」(2往復)を6両編成の自由席特急にします。4月1日のダイヤ改正で廃止された「自由席特急」が復活することになります(すでに「サザン」の座席指定券を買った人については、無手数料で払い戻しします)。「サザン」は指定席が4両もあり、特に日中は過大です。2両編成ぐらいのほうが実態に合って使いやすかったことでしょう。そういう意味では昨年デビューした12000系を4両固定編成でつくったのは誤りとも考えられます。高野線系統については難波-極楽橋間の快速急行2往復、難波-橋本間の急行1往復、難波-河内長野間の区間急行3往復、難波-金剛・河内長野・三日市町間の各停6往復を6両から4両にします。
(追記)
系列の阪堺についてですが、こちらは計画停電をした場合、運休をする可能性があるようです。計画停電をすれば道路上の信号機も影響を受けます。阪堺側は大阪府警に交通整理をする警察官を配備できるか照会しましたが、すべての信号機のある交差点に配備することはできないとの話でしたので、安全性を考慮して運休するようです。
同じ路面電車でも京福(嵐電)は、警察官が交差点に配備されますので、運休はしない方針です。ただ、安全運行のため徐行運転は行うようです。
バスは運休しませんが、ダイヤが乱れる可能性があるようです。信号機が停止すれば、渋滞が起こり、遅れる可能性があるのです。阪急バスはターミナルに、運行状況を説明する係員を置く予定です。
(参考:南海ホームページ http://www.nankai.co.jp/traffic/info/setsuden/index.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120707/biz12070718540011-n1.htm)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「南海・泉北」カテゴリの記事
- 5月2日から「ラピート」、平日も全便運転再開(2022.04.27)
- 泉北にもVisaのタッチ決済を拡大(2022.04.19)
- 泉北高速に発車メロディー(2022.03.25)
- 船でもVisaのタッチ決済(2022.03.21)
- Visaでタッチすれば、南海の運賃無料(2021.12.25)
「関西私鉄」カテゴリの記事
- 東海、北陸、長野、滋賀の中小私鉄は廃止を考えず(2022.05.09)
- 神戸市交通局、2000形は3月中に引退&三宮付近バス110円(2022.03.21)
- 神戸電鉄、3月12日ダイヤ改正で細々と減便や区間短縮(2022.03.06)
- 京都市交通局、3月19日ダイヤ改正で地下鉄、バス減便(2022.02.25)
- 嵯峨野観光鉄道、4月1日に値上げで880円に(2022.02.12)
「バス」カテゴリの記事
- 全国幹線旅客純流動調査をわかりやすく分析したblogがあった(2022.05.21)
- BRTの整備費用は約300億円(2022.05.20)
「路面電車」カテゴリの記事
- 長崎電気軌道の新型路面電車、実は世界初(2022.05.05)
- 広島市中心部の路面電車とバス、220円に(2022.05.04)
- 「PASPY」は2025年3月までに廃止(2022.03.05)
- 三宮-神戸間にLRT(2022.02.01)
- 岡山駅東口広場への路面電車乗り入れ、2025年度に(2022.01.28)
Comments