乗り心地悪化の原因は大雪と急速な雪解け
今年の春、JR北海道の特急、「スーパーおおぞら」の乗客などから、乗り心地に関する苦情が相次ぎました。
それを受けてJR北海道が根室線(新得-釧路間)、函館線・室蘭線(函館-沼ノ端間)などを調査したところ、トンネルの出入り口付近で揺れが発生しやすい状況になっていることが分かりました。トンネルは乾燥しているのに対して、トンネルの外は冬の大雪と春の急速な雪解けの影響で、路盤には大量の水分を含んでいます。そのため、トンネルの出入り口付近が沈下し、レールのゆがみが出てくることから、乗り心地が悪化したのです。バラストなどを補充することによって、線路の改修を急いでいます。
もともと、JR北海道の特急は、冬の間、バラストが飛び散り、駅で待っている人に当たるなどの危険を回避するため、一部区間で減速運転していました。春になればこの減速運転は終了する予定でしたが、先ほども書いたように大雪と急速な雪解けでトンネル付近の乗り心地が悪化しました。乗り心地の改善を行うまでの間は引き続き減速運転を行います。帯広・釧路方面の「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」は10~20分の遅れ、函館方面の「スーパー北斗」は5~10分の遅れが見込まれます(定刻で到着する場合や行き違いでさらに遅くなる場合もあります)。快速「エアポート」を含む、他の列車についても遅れが発生する場合があります。なお、各駅での特急列車への乗継は減速前と同じ列車になるようにしています。
今回の乗り心地悪化に関する特急列車の減速運転は今回限りのことでしょうが、冬になれば減速運転は再び行われるでしょう。この際、冬は減速運転を前提とした別ダイヤを組むのも一策ではないでしょうか? 春になれば通常のダイヤに戻せばいいのです。
(追記)
乗り心地を改良するための線路の整備及びその状態確認が終了したため、10月14日から減速運転を解除することになりました。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120525-OYT1T00276.htm、JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/pdf/120423.pdf、http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/121009-1.pdf)
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