岐阜バス、今年の夏に連節バスを国体会場方面へ運転
首都圏以外では唯一、岐阜だけで走っている連節バス(三田はその後の動きがないようです。また、鹿児島でもいわさきバスネットワークが導入する話がありましたが、どうなったのでしょうか?)。JR岐阜駅と岐阜大医学部との間を往復しています。平日は2台のバスをフル活用し24便、休日は1台で12便運行しており、1日平均約800人の利用があります。この連節バスの導入で、朝ラッシュ時のJR岐阜駅前の待ち時間が約13分短縮されたとのことです。全長18メートルと通常のバスの1.6倍の長さがしますが(このため小回りが利きません)、定員は約2倍の130人です。この輸送力が連節バスのメリットです。
この連節バスについてですが、岐阜市や岐阜乗合自動車は、7月下旬ごろからの約3か月間、2台ある連節バスのうち1台を使って、岐阜市の中心部を反時計回りに回る新しいルートで運行することにしています(開業当初も、通常のルート以外で運行しました)。今年秋に行われる「ぎふ清流国体・大会」に合わせて、社会実験を行うのです。新しいルートは、JR岐阜駅から名鉄岐阜駅、柳ケ瀬を通り、長良橋を渡ります。国体の総合開会式会場である岐阜メモリアルセンターを通り、帰りは忠節橋を渡ってJR岐阜駅に戻ります。1周11キロのコースですが、1日に何周するかは未定です。運賃は200円均一です。約3か月間の社会実験で、安全に運行できるかや、一般車両への影響、利用状況を調べます。国体の選手や観客、観光客が利用すると見込んでいます。
岐阜市はかつて路面電車が走っていましたが、廃止されたため、連節バスを中心とした交通網づくりを目指しています。また、観光の目玉ともしたいようです。岐阜市は将来的に、ほかのルートでも連節バスを走らせたいようです。
(追記1)
国体に合わせて運行するとされていた、岐阜市内を反時計回りに回る連節バスの運行日は8月5日~9月30日の毎日(8月6~10日、9月29日を除く)と10月の休日となりました。運賃は200円で、1日8便運行します。1周40分です。なお、岐阜大学方面に向かう「清流ライナー」は通常通り運行します。
(追記2)
国体が終わった11月以降も、「清流ライナー 市内ループ線」は、休日に1日8便運行します。10月までと同じく岐阜市内を反時計回りに回り、所要時間は40分です。運賃は200円です。
(参考:朝日新聞ホームページ http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001206060004、南日本新聞ホームページ http://373news.com/_kikaku/shinkansen/kiji.php?storyid=29476、岐阜バスホームページ http://www.gifubus.co.jp/news/liner/seiryu-loop.html)
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Comments
はじめまして、
私は埼玉県下に在住する者です。
先日、鹿児島を訪ねたさい観光のついでに鹿児島交通~いわさきバスネットワーク~の車庫のそばを通ったら、連節バスがナンバープレートを外された状態で、まとまったまま留置されており、念のため私は写真に撮っておきました。
聞けば運用開始前に九州運輸局より待ったがかかり、そのため許可されず上記の様になったとのことです。
私は以前、京成バスで活躍してたころの前述のバスに乗った事がありましたけど、後ろに乗ると連節バス特有のスケールが満点だったのを覚えてます。
それでは、この辺にて失礼します。
Posted by: みやのこ | 2012.08.13 10:09 PM
みやのこ さん、おはようございます。
* 先日、鹿児島を訪ねたさい観光のついでに
情報ありがとうございます。
Posted by: たべちゃん | 2012.08.14 06:31 AM