大阪環状線唯一の踏切、6月末に廃止
大阪環状線・大和路線天王寺-新今宮間にある一ツ家踏切は、高架が多い大阪環状線では唯一の踏切です。大阪環状線は内回りだけですが(外回りは大和路線を越えるために高架になっています)、大和路線と共用しているため、遮断機が下りた状態になっている時間が長くなっています。朝のラッシュ時には1時間に最大54分、平均でも1時間に33分遮断機が下りています。そのため無理な横断もあるようで死亡事故も多くなっています。2002年4月以降の10年間での死亡事故は13件とJR西日本の管内で最も多くなっています。しかも、死亡事故などでいったん電車が停まれば、その影響は大阪環状線・大和路線に限らず、阪和線・関西空港線・JR京都線などにも及びます。
そこでJR西日本は6月末で一ツ家踏切を廃止します。理由は「『開かずの踏切』であり、無理な横断等により死亡事故や列車支障が非常に多い」とはっきり書かれています。代替の地下道などはなく、近隣の高架や地下道を使うことになります。大阪環状線が大和路線を越えるため高架橋はつくりにくく、地下道をつくると土地柄かそこに住み着く人が続出しそうですから、あえてつくらなかったのでしょう。
ともかく、ダイヤの乱れを起こす原因がひとつ減ることになります。
(参考:一ツ家踏切にある看板、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120626-OYT1T00088.htm)
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