高岡市、ハイブリッド電車の導入を研究
高岡には北陸線などいろいろな鉄道が通りますが、北陸線は交流2万ボルト、城端・氷見線は非電化、路面電車の万葉線は直流600ボルトとそれぞれ異なっています。しかも、2014年度末には北陸新幹線が開業しますが、駅はこれらの鉄道が集まる高岡駅ではなく、約1.5キロ南に新高岡駅(仮称)ができます。近くを通る城端線にも駅を設置する予定です。ただ、これでは、新高岡への直通列車を走らせようとしても、電源の問題が絡んでしまいます(もっとも、以前に書いたように、朝行われている、城端線から北陸線への直通列車は新幹線開業後も継続して運転される見込みです)。
そこで高岡市は、ハイブリッド電車の導入を研究していることを市議会で明らかにしました。ハイブリッド電車は車内に搭載されているイオンリチウム電池に架線から充電し、架線のない区間は充電されたパワーで走ります。東京都にある鉄道総合技術研究所で研究しているほか、JR各社も取り組んでいます(その一例はこちら)。
技術開発状況によりますが、開発がうまくいけば、新高岡への乗り入れがしやすくなるだけに、今後の動向に注目していきたいところです。
(参考:朝日新聞ホームページ http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000001206130004)
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