函館市企業局交通部、節電のため昼間時間帯減便
節電の動きは北のほうでもあります。函館市民や観光客の足として知られる函館市企業局交通部の路面電車。この路面電車もこの夏は減便します。
7月23日から9月7日までの間の9時過ぎから16時ごろにかけて、通常6分間隔で運行されるところ、7分間隔で運行します(一部末端区間は12分間隔から14分間隔に延長)。これにより、日中に軌道上を走る車両数は通常の18両程度から16~17両程度に減ります。朝夕の通勤・通学時間帯の本数は減りませんが、日中が減るために1日当たり8本程度の減便となるようです。今回の減便により、電力使用のピーク時間帯の12~15時では、一昨年比で7%程度の節電が見込めるということです。
もちろん、この夏の時期は観光シーズンでもあります。観光客への影響も懸念されますが、イベント時には増車するなど柔軟に対応するようです。
なお、計画停電が実施されても路面電車はダイヤ通り運行の予定ですが、道路上の信号が停電になると安全確認のため、遅れが生じることがあります。また、夕方以降、一部の停留所では照明の消える場所もあります(係員を配置して案内をします)。
(追記1)
函館市企業局交通部は、2012~2013年の冬においても、減便を行います。減便は12月25日~2013年3月29日の平日、朝ラッシュ時の4便が運休します。その他の時間帯や休日の運行時刻には変更ありません。また、車内照明の間引きも行います。
(追記2)
函館市企業局交通部は、2013年夏も減便を行います。8月19日から9月30日までの間の平日、9時ごろから16時ごろにかけて、7分間隔で運行します(十字街-谷地頭・函館どつく前間は14分間隔)。また、引き続き車内照明等の間引きを行います。
(参考:e-HAKODATEホームページ http://www.ehako.com/news/news2011a/4688_index_msg.shtml、函館市企業局交通部ホームページ http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/transport/、http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/transport/fuyu%20setuden/setuden.pdf、http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/transport/25setuden.pdf)
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