国交省、高速道路自動運転システム開発へ
道路上を自動運転してくれるという夢のような話は時々聞かれます。そのような夢のようなシステムを開発することになりました。
国交省が6月25日に開発することを発表したのは、高速道路でドライバーが自動車の運転を機械に任せることができる「オートパイロットシステム」。前方車両との間隔を制御したり車線を維持したりする車の装置と、交通量や障害の有無など道路情報の伝達システムを組み合わせて走行を管理するもので、2020年代初めごろの実現を目指すとしています。高速道路での居眠りや運転ミスによる交通事故を少なくし、渋滞や速度超過などを減らす効果があるとされています。
この「オートパイロットシステム」が実現すれば、高速道路に入るまでの一般道では今まで通り自分で運転しますが、高速道路の本線に入ると自動運転に切り替わります。そのまま目的のインターチェンジまで勝手に走ってくれるのです。確かに実現すれば高速道路での走行は機械がやってくれるので楽ですが(ジャンクションでの走行やサービスエリア・パーキングエリア内での走行は自動なのでしょうか?)、高速道路より難しいのは(歩行者や自転車などもいて、予測できない動きが増える)一般道です。一般道でもドライバーの指示で自動走行できるなら、ありがたい話ですが。
(追記)
日産は、ドライバーがいなくても自動的に運転してくれる車を開発しています。一般道でも車に積んだカメラやセンサーを基に自動的に判断して走るのです。2020年までに市販化することを目標にしています。もっとも、現在の日本の法令では、公道での自動運転は(想定されていないためか)認められていません。国交省では各メーカーの担当者などと、自動運転を認める条件などを話し合っています。
(参考:47NEWS http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012062501002176.html、朝日新聞2013年10月2日朝刊 中部14版)
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