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JR西日本、8月13日から山陰線などで通過駅のある普通列車の停車駅見直し

 JR西日本はこの3月のダイヤ改正で、北近畿地区においても普通列車であるにもかかわらず通過駅のある列車ができました。通過するのは山陰線7駅、播但線1駅、舞鶴線1駅です。これらの駅は1日平均の乗車人数が10~35人と極めて少なく(対象となる9駅のうち、兵庫県内の5駅のデータ)、通学や通院の利用者がいる朝夕は停まりますが、それ以外の時間帯は通過する列車もあります。地元自治体は普通でありながら通過することに対して反発していますが(観光への影響を危惧するところもありますが、よほどの鉄道好きでない限りは普通列車で行くのは少ないでしょう。自宅から車で行くか、特急停車駅からアクセスするかのどちらかです)、列車が通過運転すれば多少とはいえ速くなるだけに(普通列車だけの話ではなく、交換する特急にも影響します)、JR西日本としても簡単には各駅停車化は受け入れにくいところです。

 ところが、JR西日本は8月13日から、一部の列車について通過していたのを改めて、停車するようになりました。4本の列車が該当します。

 実はこの4本の列車、交換待ちのために停車しているのですが、ドアが開かずに乗降できないようになっていたものです。これらについて、ドアを開けて乗降扱いを行うようにしたのです。もともと運転停車していたものですから、停車による所要時間の増加は発生しません。

 JR西日本にとってはデメリットが小さいことから(ドアを開け閉めする手間ぐらい)、乗降扱いを行うようにしたのでしょう。ただ、特急がうまい具合にすれ違うのならともかく、そうでない限りは、次のダイヤ改正以降も停まるかどうかは、利用実績がものを言うことでしょう。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/06/page_2080.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/travel/news/OSK201203080152.html)

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