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江差線木古内-江差間、2014年春に廃止か?

 五稜郭と江差を結ぶJR北海道の江差線。このうち北海道新幹線の並行在来線に当たる五稜郭-木古内間は、北海道新幹線新函館開業時(2015年度末)に第三セクターに移管されます。しかし、それより利用者の少ない木古内-江差間は並行在来線には当たらないため、JRがそのまま経営する方向でした。

 しかし、木古内-江差間の利用状況は悲惨なもの。2011年度の1日の平均利用者数(1キロメートル当たり)は41人でした。2004年度は63人でこれでも十分少なかったのですが、さらに約35%も減っています。2010年度の収入は1600万円であるのに対して、経費は20倍以上かかっているようで、年間3億円以上の赤字となっています。そこでJR北海道は鉄道として維持するのは難しいと考え、木古内-江差間を2014年度初めを目途に廃止し、路線バスに切り替える方向で沿線自治体に協議を申し入れることにしました。なお沿線には、道道などが並行しています。

 沿線には木古内、上ノ国、江差の3町があります。さすがに利用者が著しく少ないので、鉄道廃止に強硬に反対することは地元自治体でも難しいようです。代替のバスをどれだけ充実させるかが鍵となるでしょう。

(追記)
 JR北海道は10月26日、上ノ国町で開かれたJR江差線対策協議会において、江差線木古内-江差間のバス転換を提案しました。

 それによれば、鉄道を廃止する代わりに小型バスを今の列車本数と同じ1日6往復運行します。転換で生じる地元負担は15年間JR北海道が支援します。バス車両や待合所、停留所標識などの初期投資や利用者の定期券の差額補償も行います。

 沿線3町長は大筋で受け入れる方針です。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120808-OYT8T00825.htm、JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120903-3.pdf、毎日jp http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20121027ddlk01020196000c.html)

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Comments

岩泉線などと異なり、
木古内町は新幹線停車駅があることもあり存続に
消極的ですし、
残る2町も、住民のメインルートが国道利用で函館に出るという形にシフトしているため、
すんなり廃止が正式決定しそうですね。

Posted by: MAY | 2012.10.25 11:47 AM

 MAY さん、こんばんは。

* 岩泉線などと異なり、

 さすがにこの利用者数では、地元自治体が存続を主張することができないようです。

 話は変わりますが、一時よりは良くなりましたが、全快したわけではありません( https://tabechan.cocolog-nifty.com/note/2012/08/post-84e8.html )。御配慮いただけたらありがたいです。

Posted by: たべちゃん | 2012.10.25 10:05 PM

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