東急田園都市線渋谷駅、ホーム増設へ
渋谷から横浜北部のニュータウンに向かう東急田園都市線は、混雑の激しい路線。この混雑をしのぐため、6ドア車両を導入したり、朝ラッシュ時の急行を準急に変えたりしていますが(これにより急行に乗客が集中するのを防ぎます)、解決には至っていません。
どうしても東急田園都市線でネックになるのがターミナルの渋谷駅。しかし、この渋谷駅、ターミナルと言いながら、1つのホームの両側に上下線がある1面2線の駅にすぎないのです。実質的には中間駅の構造で、東京メトロ半蔵門線にそのまま直通することで1時間に29本(朝ラッシュ時)の列車をさばいているのです。
そこで、渋谷駅の改良計画が出てきました。現在のホームを田園都市線方面として使い、北側に並行して地下鉄方面用ホームをつくるのです。2面3線で、中の線路は両方のホームに面します。そのまま田園都市線方面に折り返すことができるようですが、問題となっている朝のラッシュ時の遅延抑制のために、2線を使って交互に発着させることもできます。前方の列車が停車中に、後続の列車を信号待ちさせずにもう一方の線に進入させることができるのです。
田園都市線の混雑緩和策として、大井町線のさらなる延伸もあります。すでに二子玉川-溝の口間が完成し、田園都市線と合わせて複々線の格好になっていますが、これをさらにたまプラーザまで伸ばすのです。大井町線に客を逃がすことにより、混雑を緩和しようとしているのです。
(参考:nikkei BPnet http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20120823/320423/?top_f2、国交省ホームページ http://www.mlit.go.jp/common/000114502.pdf、日経ケンプラッツ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20120821/580269/?bpnet)
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