IGRいわて銀河鉄道、2013年4月に値下げ
IGRいわて銀河鉄道は2013年4月1日に値下げを行います。
値下げの原資は、貨物列車走行にかかる線路使用料。岩手県、沿線市町村、他県とともに国等に増額を求めた結果、2011年度から大幅な線路使用料の増額が実現しました。このおかげで、IGRいわて銀河鉄道は、これまでの累積赤字を今年度末に解消する見込みです。
運賃の値下げは、通勤定期・通学定期・普通運賃ともにあります。ほかの券種に比べて高額の通勤定期は、45キロ以内の近・中距離を値下げします(46キロ以上は2010年12月に値下げ済みで、1か月39800円となっています)。盛岡-滝沢間はこれまで1か月14840円だったのですが、それが1か月11670円となります。最大21.5%の値下げで、普通運賃に対する割引率は1か月定期で46%となります。月16日分の運賃です。
通学定期は、2010年度まで岩手県、沿線市町村からの補助で安くすることができました。その補助金が2011年度になくなってからも、IGRいわて銀河鉄道は自らの負担で値上げせずにやっています。IGRいわて銀河鉄道の負担額は年間約6000万円です。そのため、原則として値下げはしませんが、上限を1か月19900円とし、遠距離区間のみを値下げすることにしました。これまで1か月23800円だった盛岡-二戸間が19900円になります。
普通運賃については、収支に及ぼす影響が極めて大きいから、51キロ以上の運賃について、これまで10キロごとに設定したのを、5キロごとにします。51キロ以上の一部区間で値下げとなります。これまで2030円だった盛岡-二戸間が1900円となります。
(参考:IGRいわて銀河鉄道ホームページ http://www.igr.jp/wp/topics/2012/09261503.html)
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