JR東日本、中央東線に新型車両導入か?
JR東日本は中央東線に「スーパーあずさ」「あずさ」などを走らせています。そのうち、速達版の「スーパーあずさ」は振り子式のE351系を投入し、新宿-松本間を2時間25分で結んでいます。
この「スーパーあずさ」に新型車両を導入するという話が入ってきました。新型車両では、乗り心地や静粛性、空調の向上、沿線の自然を楽しめる大きな窓、電源コンセントやインターネット接続というビジネス対応の設備の充実を検討しているようです。蛇足ですが、中央東線のうち、新宿-甲府間はリニア中央新幹線と並行します。しかし、リニアの甲府駅はJR甲府駅からバスで20分程度かかり、品川駅も地下40~50メートルのところにできるため、たとえリニアが品川-甲府間を25分程度で結んでも、乗り換え時間や運賃を考えれば十分に対抗できるとしています。
このようなことから考えると、新型車両はスピードアップには不熱心な危険性があります。中央東線のスピードアップにおいて障害となるのは、複々線の短さ(しかも、平日の快速は中野以西で各駅停車となります。まるで「区間快速」です。これでは短いとはいえ、せっかくの複々線区間を活かせていません)と高尾-甲府間の急カーブが多さですが、改良にはお金が必要で、そのめどは立っていません。JR西日本が紀勢線特急を381系から287系に置き換え、スピードダウンを招いたような改悪だけはしていただきたくないものですが、E351系には悪い話が聞かれるので、かなり心配なところです。速達版でない「あずさ」を(E351系の増備で対応せずに)振り子式でないE257系で置き換えたという「実績」があるだけに。
(参考:信毎web http://www.shinmai.co.jp/news/20120901/KT120831ATI090024000.php)
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