奈良県安堵町、コミュニティバスの代わりにタクシー券補助
奈良県安堵町は人口が8000人弱、面積が4平方キロあまりの小さな町。こんな町にもコミュニティバスがありますが(今年4月に運行開始しました)、北部地域には走っていません。道が狭いので、バス路線が設定できないのです。
そこで安堵町は北部地域の住民(対象は全世帯の約4割の約1300世帯、約2700人)に対して、役場など5つの町施設との行き来にタクシーを利用する場合、1回500円を助成する事業を23日から始めました。町は各世帯の申請に基づき、20枚綴りの利用助成券を交付します。助成券がなくなれば、何度も申請してもらうことができます。町の予算額は関連経費を含めて約230万円です。
安堵町は先ほども書いたように、狭い町です。初乗り660円のタクシーに乗った場合、一番遠いところからでも、町役場まで1000円程度、安堵中央公園体育館まで1500円程度しかかかりません。500円の助成額を差し引いた分が利用者負担なので、片道500円程度で役場まで行くことができます。タクシーと言うとぜいたくなようにも聞こえますが、コミュニティバスに比べて利用者の負担はあるものの、ドア・ツー・ドアで素早く行くことができる、というメリットもあります。使えないようなバスを走らせるぐらいなら、タクシーの補助券を配るというのも一つの方法でしょう。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/area/nara/news/20121024ddlk29010451000c.html)
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