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京王の複々線化は高架と地下の併用

 8月に調布駅付近が地下化された京王ですが、新宿-笹塚間を除いて複線のため、複々線化がある程度実現した他の線より厳しいところがあります。

 しかし、その京王にも複々線化の案があります。9月4日に東京都の都市計画審議会が開かれ、京王線笹塚-つつじケ丘間の複々線化について、高架による連続立体交差にトンネルを併用したものにすることになりました。東京都は10月中に都市計画決定し、2013年度に国交省から事業の認可を得て着工することを目指しています。

 工事の概要は、笹塚駅と仙川駅の間の7.1キロを高架化し、25か所の踏切を除去します。その後、笹塚駅とつつじケ丘駅の間の8.3キロに地下トンネルを掘り、複々線化します。地下トンネルの区間には一切、駅を設けません。トンネルの工事は連続立体交差の工事が完了してから始めます。東京都によれば、連続立体交差の完成には事業認可から約10年、トンネルによる複々線化には着工から約4年を要します。もし、2013年度に事業の認可が得られても、連続立体交差の完成は早くても2022年度となります(トンネルによる複々線化は早くても2026年度?)。

 笹塚-つつじケ丘間の複々線には、高架と地下の併用案のほか、4線とも高架にする案、4線とも地下にする案も検討されました。4線高架案は費用が高架・地下併用案と同じ約2200億円で済みますが、広い敷地が必要となり、周辺の影響が大きくなります。4線地下案は鉄道が地上から消えるため景観がよいというメリットがありますが、代田橋駅や環状7号との干渉を避ける工事が必要になり、約3000億円に膨れ上がります。高架・地下併用案なら、ノンストップの特急(明大前は通過しないといけないですが)だけ地下を通し、(主要駅停車の)急行や各停は高架を走ればいいのです。地下に駅設備がいらないことも費用を下げる要因です。さらに言えば、今後の需要の状況を見て、高架化だけにとどめ、複々線化を止めることもできます。

(追記)
 現在、笹塚-仙川間で追越のできる駅は、桜上水と八幡山のみですが、高架化により、明大前と千歳烏山も追越可能となります。
(参考:日経ケンプラッツ http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20120913/583270/、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2014/03/01/218255.html)

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