「カシオペア」車両で運転の団体列車は将来の姿か?
JR東日本とびゅうトラベルサービスは、「大人の休日倶楽部」会員限定で「カシオペア」を使った団体列車、「カシオペア・クルーズ」を運転します。
「カシオペア・クルーズ」は10月12日8:00ごろ、上野駅を出発。上越線・羽越線経由で秋田駅に17:50ごろに着きます。夜はホテルメトロポリタン秋田で奥田シェフ(山形イタリアン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ)による特別ディナーと八神純子のディナーショーがあります。奥田シェフは「カシオペア」の食堂車でも料理します。2日目の13日は奥田シェフが同行するコースと八神純子が同行するコース(八神純子が同行するのは途中までです)に分かれ、五能線沿線を散策します。一部区間は「リゾートしらかみ」に乗ります。弘前市内で夕食の後、22:00ごろ青森駅から帰途につきます。東北線経由で、上野には翌日朝9:25ごろ到着です。旅行代金は1人198000円(カシオペアツイン)~248000円(カシオペアスイート・展望室)です(全室ツインのため、2人単位で申し込むのが原則ですが、1人で1室を使うこともできるようです。当然ながら少々は割高となりますが)。
同じ豪華寝台列車として名高い「トワイライトエクスプレス」はよく観光用の団体列車が企画されますが、「カシオペア」は1編成しかないので、このような団体列車はなかなかありません。日本海側を営業運転するのも初めてのことのようです(災害時の迂回運転は除きます)。
北海道新幹線が新函館まで開業すると、寝台列車がこのまま青函トンネルを通り続けるか不明なところです。JR貨物は青函トンネル用に新型の機関車をつくりますが、JR北海道は今のところそのような計画はありません。今回の団体列車は、北海道新幹線が開業して「カシオペア」が運行できなかったときのためのテストケースなのでしょうか? 「カシオペア」用E26系はそれほど古くはないので、東北方面用の観光列車として余生を過ごすのでしょうか?
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2012/20120715.pdf、railf.jp http://railf.jp/event/2012/09/04/230000.html)
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