JR西日本、災害に備えて食料等を備蓄
これまで自然災害のために列車が長時間停まるということが何度かありました。このような場合には食料等を緊急手配していました。また、降雪地帯の北陸や山陰エリアでは、雪害により列車が長時間停まったときのために、食料等を備蓄しています。そして、昨年3月の東日本大震災では、首都圏で多くの帰宅困難者が発生しました。
このような大規模な自然災害が起こった場合、早期に復旧するのが望ましいのですが、一時的に駅や列車の中で待機したままになることもあります。そういうときに備え、JR西日本は、新幹線・在来線主要58駅に、合計5万食の飲料水・食料を備蓄することにしました。500ミリリットルペットボトルの飲料水1本と5年保存可能のビスケット1袋が1食分となります。子供や高齢者用に、保温シート約19000枚も配備します。
食料等を配備する駅は、南海トラフ巨大地震を想定し、山陽新幹線「のぞみ」停車駅10駅、京阪神主要6駅、和歌山支社管内主要7駅などです。雪害を考慮して北陸、北近畿、山陰にも配備します。北陸と山陰の主要駅にはすでに配備を終えていますが、それ以外のところでも、できるだけ今年度中の早い時期に配備を終える予定です。
このような非常用食料等は、使う機会がないに越したことはないですが、非常時に備えておくことはよいでしょう。帰宅困難者問題は、鉄道事業者だけの努力でできるものではなく、自治体や企業の努力も欠かせないですが、できる限りのことはやっておいたほうがよいでしょう。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2012/10/page_2707.html)
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