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北近畿タンゴ鉄道に水戸岡氏デザインの観光列車登場へ

 赤字額が多く、廃止の話もある北近畿タンゴ鉄道(その後、どうなったのでしょうか?)。その北近畿タンゴ鉄道、普通列車用車両2両(1990年製造)を改造して観光列車をつくります。

 観光列車のデザインは、「つばめ」や「たま電車」などで実績がある、水戸岡鋭治氏。以前の記事でくま川鉄道に登場する車両が水戸岡氏最後の仕事と紹介していますが、北近畿タンゴ鉄道に観光列車が登場するのは、2013年3月のダイヤ改正時のことですから、話に矛盾はありません。くま川鉄道の車両は2013、2014年度に登場するのですから。

 北近畿タンゴ鉄道の新しく登場する観光列車は、天橋立などの名所を見やすくするよう、窓を正面に見るように座席を設置するようです。また、土産物などを展示・販売するコーナーも設けるようです。改造にかかる費用は約4000万円。京都府や沿線市町などの出資自治体が負担します。

(追記1)
 水戸岡氏のデザインする観光列車の名前は、天橋立の松並木にちなんで、「あかまつ」「あおまつ」と命名されました。もちろん、内装には木を多用しています。

(追記2)
 「あかまつ」「あおまつ」は2013年4月1日に運行を開始する予定です。

 なお、北近畿タンゴ鉄道のダイヤ改正は2013年3月16日に行います。この改正では特急「たんごリレー」の一部区間を快速列車化し、昼間の天橋立-豊岡間は普通・快速がおおむね1時間に1本運行されることになります。「あかまつ」「あおまつ」になる予定の列車は、3月の間、一般車両による普通列車として運行されます。

 これまで看板列車として活躍してきた「タンゴエクスプローラー」は、このダイヤ改正を以って定期運行を終了します。最後の定期運転は2013年3月15日の特急「たんごリレー7号」(福知山20:08発、豊岡21:48着)です。ダイヤ改正後も不定期での運行はあります。
(参考:YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120903-OYO1T00681.htm、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121012/wlf12101200010000-n1.htm、北近畿タンゴ鉄道ホームページ http://ktr-tetsudo.jp/news/2012/1221.html、http://ktr-tetsudo.jp/railroad/explorer/index.html)

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