飯田線、長野県内の有人駅はたった3駅に
飯田線は長野県内に54駅(辰野駅を除く)ありますが、そのうち有人駅は12あります。ところが、JR東海は(JRが関連会社に業務委託している)駒ヶ根など9駅(9駅とも駅員は日中しかいなくて、夕方、夜間は無人)を2013年4月から無人化する方針です。4月以降も有人駅で残るのは、(JRが直接管理する)天竜峡、飯田、伊那市の3駅のみです。
無人化される9駅の1日あたり平均乗車人員は、2011年度で335~1054人。駒ヶ根(2011年度は568人)は20年あまりで6割減りました。一番利用者が多い伊那北も20年あまりで約25%減っています。JR東海は9駅を無人化する理由を、路線を維持するためとしています。各駅とも学生や会社員など定期券利用者が多いようなので、無人化してもそう大きな問題にはならないとみています。地元市町は12月までに、簡易委託契約を結んで駅員を残すか(費用は地元負担)、完全に無人駅とするかの選択を迫られます。
JR東海はここのところ駅の無人化を推し進めていて、町の主要駅や特急停車駅クラスでも無人化しようとしています。地元がお金を出して簡易委託にするケースも多いですが、業務委託のときはあった「みどりの窓口」も消えてしまいます。かなりのサービスダウンになり、JR東海にも事情はあるでしょうが、地元には厳しい話です。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20121103/CK2012110302000015.html、朝日新聞ホームページ http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001211030001)
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