« 摩耶ケーブル、リニューアルで架線撤去 | Main | 都城の「かしわめし」、冷凍で全国発送可 »

気仙沼線BRTは12月22日正式運行

 気仙沼線柳津-気仙沼間は8月20日にBRTの運行を開始していましたが、専用道区間が短く、「暫定」的な扱いでした。その気仙沼線BRTですが、専用道区間が増え、12月22日から正式運行することになりました。これまでミヤコーバスによる代行輸送だったのが、JR東日本が事業主体となり、ミヤコーバスに委託するかたちに変えます。

 追加される専用道区間は、歌津-陸前港間2.6キロのうち、2.2キロの区間。最終的には6割を専用道にするという計画だったはずですが、かなり短くなってしまいました。そのため、柳津-気仙沼間の走行距離は55.3キロとほとんど変わらず、所要時間も最短で2時間3分と1分だけの短縮にとどまります。

 運行本数はまた増えます。通勤・通学客の多い本吉-気仙沼間を中心に増発され、柳津方面が30本、気仙沼方面が33本(うち2本は休日運休)となります。柳津-陸前戸倉間は15往復のままです。本吉-気仙沼間は日中でも1時間に2本の運転です。ローカル線とは思えないほどの本数です。

 これまで志津川駅と同じ扱いだったベイサイドアリーナ駅については、別の駅として扱い、距離に応じた運賃となります。当然ながら、志津川駅発着の運賃と変わることもあります。また、これまでは鉄道との通し計算だったのが、鉄道部分とBRT部分で別々に計算し、合算することになるのです。鉄道が廃止になったわけではないので、通しで計算するものと思っていましたが、意外なことになりました。ただ、近距離からの利用(仙台、あおば通、東照宮、利府、鳴子御殿湯、女川、一ノ関、盛の範囲内。ただし、東北新幹線古川-くりこま高原間を含み、有壁-一ノ関間、陸前原ノ町-福田町間を除きます)に関しては、乗継割引が設定され、鉄道部分とBRT部分の合算額から100円を差し引きます。仙台-気仙沼間(柳津・前谷地経由)が現行より80円高い2290円、仙台-志津川間が現行より120円安い1500円になります。乗継割引がない東京-志津川間は現行から10円高い7150円、大宮-志津川間は現行と同じ6620円です。定期券も近距離からの利用(乗継割引が設定される区間と同じです)に関しては、1枚の定期券で発売し、運賃は従来と変わりません。

(追記)
 気仙沼線BRTは、「青春18きっぷ」でもそのまま乗車することができます。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2012/11/press_20121119-kesennumasen.brt_.pdf、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121120t13021.htm、JR西日本駅での掲示)

| |

« 摩耶ケーブル、リニューアルで架線撤去 | Main | 都城の「かしわめし」、冷凍で全国発送可 »

鉄道」カテゴリの記事

JR東日本」カテゴリの記事

バス」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 気仙沼線BRTは12月22日正式運行:

» 気仙沼線BRT運行は12月22日に正式運行開始。運賃体系の変更も。 [阪和線の沿線から]
既に今年8月から暫定的な運行が開始されている気仙沼線のBRT輸送ですが、この度12月22日より正式に運行開始する旨、JR東日本仙台支社より発表がありました。 気仙沼線におけるBRT ... [Read More]

Tracked on 2012.11.23 11:43 PM

« 摩耶ケーブル、リニューアルで架線撤去 | Main | 都城の「かしわめし」、冷凍で全国発送可 »