花輪線北森駅、市役所の近くに移設
JR東日本盛岡支社は7日、10月23日に八幡平市との間で、花輪線北森駅を約500メートル南東に移設するという内容の基本協定を締結したことを発表しました。
八幡平市は西根町、安代町、松尾村が合併して2005年にできた市。現在の市庁舎は西根にありますが、最寄りのJR大更駅から約1.7キロ離れたところにありました。もともと合併協定には新庁舎の建設が盛り込まれていて、市庁舎の移転は既定路線だったのです。ただ、新庁舎も北森駅から若干離れたところにあったため、八幡平市はJR側に駅の移設を依頼していました。新庁舎は鉄筋コンクリート3階建、約5570平方メートルで、線路を挟んで新庁舎の反対側には約60台が駐車できる広場もあります。新庁舎と広場は自由通路で結ばれます。北森駅の1日平均乗降者は約70人しかいないため、移設後も無人駅となる見込みですが、新庁舎と通路で直結しているため、庁舎の一部として管理ができます。新庁舎に併設する多目的ホールは駅の待合室としても使えます。新庁舎は2014年11月にできますが、駅の移設は2015年春までに行う予定です。移設費用約5.5億円は市が負担します。
花輪線は1日9往復(北森駅を通過する快速も含む)しかないローカル線なので、どれだけの人が使うかはともかくとして、公共施設が鉄道などの公共交通機関が使える場所に位置することは望ましいことであります。
(追記)
駅の移設は2015年3月14日に行います。530メートル好摩方に動くことから、一部区間の運賃が変わり、好摩-北森間が320円から240円になります。
(参考:朝日新聞ホームページ http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001211080001、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/news/2012/11/20121108t33027.htm、JR東日本盛岡支社ホームページ http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1425018681_1.pdf)
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