京王、本線も相模原線も特急復活か?
京王電鉄は、2013年2月22日にダイヤ改正を行います。このダイヤ改正、8月19日に調布駅付近を地下に切り替えたときに、すでに今年度中に行うことを予告されていたものです。
ダイヤ改正のメイントピックスは、相模原線に特急を復活させること。12年ぶりの復活です。現在、相模原線で一番速いのは急行ですが、ダイヤの都合上途中の調布で特急に乗り換えたほうが早く新宿に着くのです。これでは、新宿までの直通運転の意味があまりありません。そこで、調布以東も特急運転することにしたのです。停車駅は、明大前、調布、京王稲田堤、京王永山、京王多摩センター、南大沢で、9:00ごろ(休日は7:00ごろ)から22:00ごろの間、20分間隔で運転されます。
現在、京王線で一番速いのは、準特急。特急がなく、準特急が一番速いという、珍しい状態です。この珍しい状態も解消しそうです。今回のダイヤ改正では、分倍河原、北野にも特急が停まり、準特急と停車駅が同じになります。また、ダイヤ改正後の路線図を見ると、北野-京王八王子間に準特急の設定がありません。現行ダイヤの準特急がそのまま特急になるのでしょう。
また、通勤時間帯のみに運転されていた通勤快速の代わりに、区間急行が登場します。東府中以西が各駅停車となります。相模原線に特急が復活したことに伴い、このままでは調布以東に1時間9本の特急が走ることになります。特急と急行のバランスが悪くなります。区間急行に名称変更するのは、通勤時間帯以外にも運転するためです。京王線の速達列車を準特急から特急・区間急行の組み合わせにするのでしょうか?
なお、井の頭線については、平日昼間(10:30ごろ~17:00ごろ)の列車を増発します。急行、各停とも1時間に6本ずつだったのが、8本ずつになります。
(追記)
京王から、2013年2月22日のダイヤ改正の詳しい情報が出ました(細かい時刻はダイヤ改正直前にならないとわかりません)。
それによりますと、日中の特急は毎時9本運転されます。新宿発12時台でみると、0、20、40分発京王八王子行き、9、29、49分発橋本行き、11、31、51分発高尾山口行きを繰り返します(休日は高尾山口行きが準特急となります)。特急・準特急以外の列車は、区間急行橋本行き、快速橋本行き、各停高尾山口行き、各停京王八王子行きがいずれも20分間隔で運転されます。橋本行きの区間快速と快速はいずれも調布以遠各駅停車で、調布で特急と接続します。また、全線にわたり最終列車を繰り下げます。特急なども繰り下げられ、新宿発の最終特急は平日、休日ともに0:25発の高幡不動行き、渋谷発の最終急行は0:30発(休日は0:05発)の吉祥寺行きです。
話は変わりますが、ダイヤ改正と同じ2013年2月22日から「駅ナンバリング」を実施します。京王線は「KO」、井の頭線は「IN」が頭に付きます。
(参考:京王ホームページ http://www.keio.co.jp/news/backnumber/news_release2012/nr121105_diagram.pdf、http://www.keio.co.jp/news/update/news_release/nr120717v01/index.html、http://www.keio.co.jp/news/backnumber/news_release2012/nr130118_newdiagram.pdf、http://www.keio.co.jp/news/backnumber/news_release2012/nr130118_numbering.pdf、http://www.keio.co.jp/information.pdf、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/1342)
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