肥薩おれんじ鉄道「おれんじ食堂」は2013年3月24日運行開始
肥薩おれんじ鉄道に2013年3月、水戸岡氏デザインの食堂車つき観光列車、「おれんじ食堂 九州西海岸食楽列車」を走らせる話については以前にも書きましたが、運行開始日が決定しました。2013年3月24日です。
「おれんじ食堂」は毎日運転されるわけではなく、休日及び金曜日、春休み、夏休み、冬休みなど年間215日運転します。そのほかに貸切列車として、35日間程度の運転を予定しています。片道3便運転します。新八代10:18発川内13:33着、川内14:03発新八代17:08着、新八代17:14発川内20:00着(出水止まりの日もあり)の3便です。途中、八代、日奈久温泉、佐敷、津奈木、新水俣、水俣、出水、阿久根の有人8駅に停まり、土産物の販売を行うところもあります。
「おれんじ食堂」は以前にも書いたように、2両編成。定員23人の1号車は本格的な食事を出します。料理は地元の飲食店に調理してもらったもので、「芦北町産タチウオと出水市産ノリの揚げ物」「阿久根市産サバの昆布巻き」などが出されるようです。料金は全区間乗車を前提に、運賃から食事代、停車駅での「食のエンターテインメント」までパッケージになって(アルコール類や車内販売などは別料金)、12800円(子供は8200円)です(夕食時間帯にかかる夕方の便は、値段が変わります。出水止まりの日は、「夕食なし」を選択することもできます)。定員20人の2号車は菓子やコーヒーが出され、運賃のほかに1400円(子供は700円)の座席指定料だけで済みます。2号車はひと駅だけの利用もできます。食事、停車駅での「食のエンターテインメント」を希望する人は別料金です。食事を希望する人は、4500円(子供は3000円)かかります。「食のエンターテインメント」はその都度支払います。貸切もでき、全体で29万円のようです。
肥薩おれんじ鉄道では旅行会社と提携し、7割程度の乗車率を確保したいようです。「おれんじ食堂」の切符は肥後田浦駅を除く各有人駅、JR九州の主要駅窓口及び旅行センター(予定)、提携旅行代理店です。2013年2月から予約販売を開始する予定です。
(参考:YOMIURI ONLINE http://kyushu.yomiuri.co.jp/entame/railway/news/20121117-OYS8T00355.htm、毎日jp http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20121116ddlk43040469000c.html、肥薩おれんじ鉄道ホームページ http://www.hs-orange.com/kankou/order/index.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「中四国・九州私鉄」カテゴリの記事
- 南阿蘇鉄道全線運転再開後のダイヤ(2023.06.07)
- 熊本市交通局、5月13日から休日に増便のダイヤ改正(2023.05.07)
- 智頭急行、「智頭線普通列車1日乗車券」を5月1日から発売(2023.04.30)
Comments