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2013年3月ダイヤ改正(2)(JR東日本在来線)

 今回はJR東日本の在来線をみていきます。

 常磐線「スーパーひたち」「フレッシュひたち」については、すべての列車をE657系で運転します。当初は2012年の秋にE657系への置き換えを完了する予定でしたが、遅くなったようです。車両が統一されても、列車名は「スーパーひたち」「フレッシュひたち」と分かれたままです。E657系は分割併合のできない10両固定編成のため、勝田での分割併合作業がなくなり、その分だけ速くなるものもあります。通勤時間帯に「フレッシュひたち」が3本増発されます。通常、「フレッシュひたち」の自由席は4両(「スーパーひたち」は3両)ですが、朝夕の一部列車は5~6両に拡大します。朝夕の停車駅も見直され、上野を18時以降に出る「スーパーひたち」は、すべて土浦に停車します。

 中央線新宿-八王子間で最高速度が95キロから100キロに上がり、特別快速の新宿-八王子間の所要時間が今より最大3分短い、最短33分となります。データイムにおいて、一部の快速を特別快速に変更し、平日は毎時5本(うち青梅特快は毎時1本)、休日は毎時6本(うち青梅特快は毎時2本)が特別快速になります(これまでは平日、休日とも毎時4本)。ただ、運転間隔は不均一のままのようです。

 湘南新宿ラインの全列車が浦和に停車するようになります。新宿から日光・鬼怒川方面に行く「日光」なども浦和に停まります。通勤時間帯等に湘南新宿ラインの増発・延長がなされます。E233系の導入が進み、211系で運転されるのはたったの4往復です(平日、湘南新宿ラインを除いた数字)。7両・14両で運転する「草津」「あかぎ」のグリーン車の位置が変更になります。これまで6・13号車だったのが、4・11号車になります。

 武蔵野線については、平日のデータイムも休日と同じように10分間隔となります。西船橋からは東京に20分間隔、南船橋にも20分間隔で直通します。武蔵野線から東京への直通列車はすべて各駅停車になります。京葉線の朝のラッシュ時については、通勤快速を除いて、東京方面、蘇我方面ともに各駅停車になります。快速が全くなくなるのです。データイムの千葉-成田間の各駅停車3往復を東京方面-成田空港間の快速にします(東千葉は通過になります)。これにより、成田空港を発着する快速・普通列車は25往復になります。総武線・成田線で走っている211系はすべて209系(6両編成)に置き換えられます。久留里線の2両編成の列車の一部が1両になり、一部列車でワンマン運転が始まります。

 東日本大震災で被災した路線のうち、常磐線浜吉田-亘理間石巻線渡波-浦宿間の運転を再開します。常磐線は仙台行きが26本(1本増発)、浜吉田行きが23本です。常磐線の代行バスの運転区間は相馬-亘理間と変わりませんが(浜吉田駅のバス停は、西側の国道6号線付近に移設する方向です)、時刻を見直して、10分程度短縮を図る予定です。石巻線は2往復増発して、11往復となります(すべて浦宿まで運転)。海岸沿いにある浦宿駅付近は、護岸工事に合わせてホームや線路をかさ上げしました。浦宿-女川間は、代行バスで運転する予定です。なお、女川町は2015年度の再開を要望しています(ただし、JR東日本は、移設する女川駅周辺のかさ上げが必要なため、技術的に2015年度に再開できるかどうかは未定としています)。2012年に復旧したにもかかわらず、4往復しかなかった仙石線陸前小野-矢本間は、3往復増発します。数の多くなった気仙沼線BRTに対応するためでしょうか、気仙沼線前谷地-柳津間も2往復増え、9往復になります。

 「きたぐに」廃止の代替措置として設定された、新潟22:49発長岡行きは、休日及び年末年始においても運転されます(これまでは新津止まり)。また、只見線柿ノ木駅は、定期列車が停車しない臨時駅となります。

 東京では消えつつある211系。長野地区で運行を開始します。座席はロングシートのようです。今の115系のような、水色などの2色帯(信州色)が塗られます。塩尻-辰野間で走っている123系の運行を取りやめ、E127系に置き換えられます。茅野-長野間の一部列車もE127系になり、塩尻-長野間でE127系2両編成によるワンマン運転を行います。

(追記1)
 2013年3月16日のダイヤ改正から、これまで普通列車でありながら185系(12両)で運転されていた、東京7:24発伊東行きがE231系(10両)の熱海行きになります(熱海で伊東行きに接続)。

 東北線(上野発着)の211系もE233系に置き換えられ、上野を発着する東北線の列車は、すべて4ドアの車両(E231系、E233系)となります。日光線はリニューアルされた205系が投入されます。すべて4両編成で運転されます。

(追記2)
 東北新幹線新青森開業以来、奥羽線大館-青森間には臨時列車扱い(ただし毎日運転)で「つがる」が2往復していました。このうち「つがる52号」は青い森鉄道浅虫温泉始発でしたが、ダイヤ改正により青森始発に短縮されます。

 青い森鉄道関連でいえば、八戸-野辺地間の快速を増発し、大湊線と直通させます。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2012/20121215.pdf、http://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20121221/20121221_info02.pdf、http://www.jrchiba.jp/news/pdf/2012121daiyakaisei.pdf、http://www.jrmito.com/press/121221/20121221_press01.pdf、http://www.jreast.co.jp/takasaki/news/docs/2013schedule.pdf、http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2012/12/press_20121221-201303.pdf、http://www.jrniigata.co.jp/press/201212212013daiyakaisei.pdf、http://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/121221.pdf、http://www.jreast.co.jp/press/2012/20130107.pdf、河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121222t13017.htm、http://www.kahoku.co.jp/news/2013/01/20130125t13016.htm、鉄道ホビダス http://rail.hobidas.com/news/info/article/134990.html、http://rail.hobidas.com/news/info/article/134983.html、railf.jp http://railf.jp/news/2013/01/22/170000.html、青い森鉄道ホームページ http://www.aoimorirailway.com/cgi_data/news/staff_1356075892_file1.pdf)

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 2013年3月ダイヤ改正について [PDF/250KB]|JR東日本:プレスリリース [Read More]

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