広島電鉄白島線、江波線へ乗り入れへ
広島電鉄白島線は1.2キロの短い路線。その短い区間だけを路面電車が行ったり来たりしています。
ところが、2013年2月14日に3両編成の新しい超低床車両を走らせます。これまで超低床車両がなかった白島線と横川-江波間でも走るようになります。そして、これまで他線への直通がなかった白島線ですが、この超低床車両の運行に合わせて、江波線に乗り入れることを検討しています。ラッシュ時を除いて1日3~4往復、白島-江波間で運行します。これが実現すれば、白島から紙屋町まで乗り換えなしで行くことができます。
江波に広電の車庫のひとつがあるため、そこへの出入庫を兼ねてのことだと思われますが、直通は便利なサービスでしょう。直通運転は、電車が八丁堀交差点を右折する際の安全性を確認したうえで実施されます。
(追記1)
3両編成の新しい超低床車両は2編成を導入します(2013年度にも3編成導入する予定です)。愛称は「ピッコロ」と「ピッコラ」で、主に横川-江波間を運行します。
試運転は2013年1月10日ごろから、広島市内と宮島線で行います。デビュー前日の2013年2月13日までは、ラッピング塗装を行います。
(追記2)
3両編成の新しい超低床車両は2013年2月14日に本社車庫で出発式を行い、翌15日から白島線と江波線で運行を始めました。広電が開業した大正時代の電車をイメージし、赤紫色に塗られた電車(定員86人)が、横川駅-広電本社前間、横川駅-江波間を1日各10往復、白島-江波間を1日4往復します(白島-江波間の直通は、新型車両以外のものもあります)。
(参考:中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201211230029.html、http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201212190038.html、http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201302150027.html、広島電鉄ホームページ http://www.hiroden.co.jp/pdf/1001_1002.pdf、railf.jp http://railf.jp/news/2013/02/17/102000.html)
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