滋賀県湖南地域に新交通システム構想
滋賀県は13日、大津市・草津市などの湖南地域で、新交通システムの導入を検討する協議会の初会合が大津市内で開かれました。
この協議会は、自動車中心の社会を転換させる低炭素化社会の実現や、新交通システムの導入などを目指す「滋賀交通ビジョン」の策定に合わせて設置されたものです。県、大津市、草津市、県警、近畿運輸局などから16人が参加し、波床大阪産業大教授が会長に選ばれました。この協議会では、2014年度まで議論を重ね、新交通システム導入の実施計画案を2015年度に策定する予定ですが、今年度はバス優先システムや、(LRTと歩行者が共存する)トランジットモールなどについて、導入の可能性や必要性、効果などを検討します。新交通システムの導入地域やルート案も協議していきます。
滋賀県の湖南地域は、今なお人口が増え、新駅の構想もあります(南草津-瀬田間、瀬田-石山間)。南草津はJRになってからできた駅ですが、あまりにも利用者の多さに、新快速停車駅に「出世」しました。道路事情がよくなく、改善が望まれる地域ですが、それでは湖南地域のどこに新交通システム(鉄道なら、LRTが想定されているでしょう)を敷けばいいのかは難しいところです。JRから離れたところに並行して(京阪石山坂本線を延長するようなかたちで)LRTを敷くならともかく、JRの駅にスムーズに行くのが目的なら、まずはバスの改善が先になるでしょう。バス優先信号、バス優先(専用)レーンの充実などが考えられます。バス専用道路があってもいいでしょう。それでも難しくなったときにはじめて、LRTの議論が出てくるでしょう。
(参考:京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20121213000141)
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