2013年3月ダイヤ改正(1)(JR東日本新幹線)
21日にJR北海道を除く各社から2013年3月16日ダイヤ改正の概要が発表されました(ただし、JR東日本盛岡支社のホームページを見る限り、全く改正がないという訳ではないようです)。2013年3月16日は、東急東横線と東京メトロ副都心線が相互直通運転を開始する日です。これから数回に分けて、その概要を紹介したいと思います。
2011年と2012年は九州新幹線が開業したこともあり、西のほうが目立つダイヤ改正でしたが、今回の主役はJR東日本。新幹線からみていきます。
今回のダイヤ改正で最大の話題は、「はやぶさ」による時速320キロ運転。宇都宮-盛岡間で時速320キロ運転し、東京-新青森間を最速2時間59分で結びます。時速320キロ運転をするのは、これまで時速300キロ運転をしてきた「はやぶさ」3往復と、これまで時速275キロ運転の新青森行き「はやて」(ダイヤ改正後は「はやぶさ」に変更)1本です。3.5往復です。ただ、「はやぶさ」の中には盛岡以北は各駅に停まるものもあり、そういうものは盛岡以北も八戸しか停まらないような、停車駅の少ない「はやて」より東京-新青森間トータルでは遅くなってしまいます。
今回のダイヤ改正でもE5系は3編成増備され、合計23編成となります。これにより、新青森を発着する列車はすべてE5系で運転することとなります。なお、早朝・深夜に運行している一部の「はやて」「やまびこ」については、「グランクラス」のサービスを簡略化し、「なすの」と同じようにシートだけのサービスとします。アテンダントによる人的サービスがないため、2000円引きになります。
秋田新幹線にはE6系を使用した「スーパーこまち」がデビューします。宇都宮-盛岡間で時速300キロ運転し、東京-秋田間を最速3時間45分で結びます。E6系はダイヤ改正時点では4編成投入され、「スーパーこまち」として東京-秋田間を4往復するとともに、一部「やまびこ」としても使用されます。E6系は4月以降、毎月1~2編成のペースで落成し、順次E3系を置き換えていきます。
E5系投入により余ったE2系は、2013年1月26日の場合と同じように、上越新幹線に行きます。東京-新潟間の「とき」8往復、東京-高崎・越後湯沢間の「たにがわ」5往復(休日運休のものを含みます)がE2系で運転されます。E2系の増加により、東京-新潟間の平均到達時間が2分短縮され、2時間5分となります。これにより、200系はすべての線区で定期列車としての営業運転を終了します(2013年4月14日に団体臨時列車を運行し、これがラストランとなります)。東京-新潟間をノンストップで運行している「とき」1往復について、大宮にも停車します。ただ、車両がE4系からE2系に変更されるため、所要時間は伸びず、東京行きはむしろ1分短縮します。E4系「Maxとき」16両編成で運転されている列車で、高崎や越後湯沢で切り離しあるいは連結するものについては、新潟発着のものだけを「Maxとき」とし、高崎・越後湯沢発着のものは「Maxたにがわ」とします。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2012/20121215.pdf、http://www.jr-morioka.com/pdf/press/pdf_1356072334_1.pdf、http://www.jreast.co.jp/takasaki/news/docs/2013schedule.pdf、http://www.jrniigata.co.jp/press/20130124sekibetsu-200kei.pdf)
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