京阪旧3000系、3月10日に定期運用離脱、3月31日に引退
京阪の看板列車であった旧3000系特急車。2012年7月に、2013年春での引退が発表されて以来、引退興行が続いています。
これまで旧3000系の引退する日が明らかになっていませんでしたが、このたびそれが明らかになりました。定期列車としての通常運転は3月10日に終わり、3月23、24、30、31日は臨時列車として特別運転します。臨時快速特急として中之島-出町柳(三条)間を運転します。この3月の特別運転をもって旧3000系は引退します。
この旧3000系の引退を記念して、京阪のみならず、旧3000系が走っている富山地鉄、大井川鐵道と共同して記念乗車券の発売などのイベントを行います。京阪、富山地鉄、大井川鐵道の3社で使うことのできるものは「京阪電車旧3000系特急車引退記念 京阪電車・富山地鉄・大井川鐵道1日フリー乗車券セット」(以下「1日乗車券セット」といいます)、京阪単独のものは「さようならテレビカー ありがとう旧3000系特急車 京阪線1日乗車券」(以下「京阪線1日乗車券」といいます)です。
「1日乗車券セット」は、京阪(男山ケーブルを含み、大津線を除きます)、富山地鉄(市内電車を含みます)、大井川鐵道(井川線を除きます)の1日乗車券をセットにしたものです。発売金額は大人5000円、子供2500円です(各社ごとの内訳は、京阪は1200円、富山地鉄と大井川鐵道はそれぞれ1900円です)。京阪はプリペイドカードタイプ、富山地鉄と大井川鐵道は紙の切符です。3社の主要駅などで発売されますが、台紙はそれぞれ異なります。大人と子供でも異なりますので、6種類の台紙が存在することになります。大人1200円、子供600円の「京阪線1日乗車券」の有効区間は、「1日乗車券セット」の京阪部分と同じです。男山ケーブルを含み、大津線を除きます。ちなみに、プリペイドカードの図柄も、「1日乗車券セット」と同じです。京阪線の主要駅で発売します。いずれも1月12日から3月31日までの任意の1日に使うことができます(「1日乗車券セット」は鉄道会社ごとに別の日に利用できます)。
「1日乗車券セット」や「京阪線1日乗車券」を使ったイベントも企画されています。「旧3000系特急車 想い出の停車駅めぐり シール&スタンプラリー」です。「1日乗車券セット」や「京阪線1日乗車券」を購入した人には専用の「ラリーシート」が渡されます。指定されたラリー駅で、京阪ではシールを、富山地鉄と大井川鐵道ではスタンプを集め、各社ごとにすべてのシール・スタンプを集めた人には達成賞として3社それぞれ異なるデザインの「プレミアムカード」がもらえます。実施期間は1月12日から3月31日までです。
「プレミアムカード」にはおまけがあります。京阪でもらえる「プレミアムカード」のうち先着3000人については、裏面に「号車番号・座席番号」の記載のあるものが含まれています。このカードがもらえた人は、別途運転最終日の中之島発出町柳行き臨時快速特急の着席整理券がもらえます。運転最終日は3月31日を予定していますが、諸事情で日程が変更になったり(このときは変更後の最終日の臨時快速特急に適用します)、運転が中止になったりすることもあります。
(参考:京阪ホームページ http://www.keihan.co.jp/info/upload/2013-01-08_ex3000_last_run.pdf)
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