えちぜん鉄道、元JR東海119系導入?
2012年3月に引退したJR東海の飯田線用電車、119系。製造されてから30年ほどしか経っていないため、他社で「第二の人生(?)」を歩むことも考えられましたが、その通りになりました。えちぜん鉄道が導入することとなったのです。
えちぜん鉄道は119系の2両編成を改造の上、導入することになりました。改造(詳細は分かりませんが、多数の改造、更新がなされているようです)は大阪車輌工業で行われ、1月13日から15日にかけて、福井に陸送されました。陸送には高速道路が使えず、一般道を走ったようです。えちぜん鉄道では7000形となり、クモハ119-5318と名乗っていた車両はMc7001、クハ118-5311と名乗っていた車両はTc7002に形式及び車番が変更されています。
(追記)
7000形は2月4日夕方からデビューします。福井17:40発の三国港行きが最初の列車です。今年度中に3編成6両、来年度に2編成4両を更新します。現在所有する25両のうち製造から50年以上経った10両が置き換えの対象です(ということは、えちぜん鉄道の車両は、愛知環状鉄道とJR東海からの移籍車がほとんどを占めるということになります)。また、1編成2両を増車します。
7000形は前照灯にLEDを用い(これまでのハロゲン式よりも30メートル遠い、180メートル以上前方まで照らすことができます)、動力に交流モーターを使っています。騒音が軽減されます。また、2両のうち1両はモーターのない車両です。えちぜん鉄道ではモーターのない車両の導入は初めてで、電力も減らせます。動力費は2割、保守費用は6割減らすことができるようです。窓には紫外線と赤外線をカットする断熱フィルムを貼り、座席にクッションをつけるなどして乗り心地の改善を図っています。LEDの前照灯は現在走行中の6001形、6101形の14両にも導入されています。
(参考:railf.jp http://railf.jp/news/2013/01/20/114500.html、えち鉄かべ新聞 http://echizen-tetudo.co.jp/mt/、福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/39698.html、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20130131/CK2013013102000022.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/area/fukui/articles/OSK201301310130.html)
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