近鉄、特急サービスの変更など
近鉄は、この春から、インターネット予約・発売サービスの機能拡大など、サービスの変更を行います。
(1)「近鉄電車インターネット予約・発売サービス」の機能拡大
近鉄は2001年3月から携帯電話・パソコンで特急券の予約や購入ができる、「近鉄電車インターネット予約・発売サービス」を行っています。現在1か月に延べ約25万人の利用があります。2月6日からは、乗継列車の購入時でも、列車ごとに座席種別(「デラックスシート」、一般席)、座席番号を選択することが可能になります。
(2)「近鉄特急ネット購入割引」の実施
「近鉄電車インターネット予約・発売サービス」を利用して、特急券をクレジットカードまたは積立金で購入した人に対して、特急券と交換することのできる「近鉄特急netポイント」を購入代金の5%付与しています。チケットレスサービスを利用した人にはさらに5%を追加し、合計10%を付与しています。このたび、この「近鉄電車インターネット予約・発売サービス」の利用を増やすため、80キロまでの区間の特急券(特別車両料金、個室料金分は対象外です)をクレジットカードまたは積立金で購入した場合は、「近鉄特急netポイント」の付与に加えて、期間限定(3月20日~6月30日乗車分に限ります)で約10%割り引きます。
なお、これまで発売されてきた特急カード(「マンスリービスタ14」「ビスタカードプラス」)ですが、2月20日で発売を終了します。発売終了までに購入したカードは有効期限まで使えます(ただし、「しまかぜ」には使えません)。
(3)「伊勢志摩ライナー」のサロンカー料金変更
これまで「伊勢志摩ライナー」のサロンカー(「サロンシート」(4人席)、「ツインシート」(2人席))を利用するときは、それぞれ座席数分の大人特急料金と同額のサロンカー料金が必要でした。しかし、3月21日からは、サロンカー料金を廃止し、「サロンシート」は3人以上、「ツインシート」は2人(いずれも子供を含みます)であれば、人数分の特急料金で利用できるようになります。また、特急を乗り継いだ場合でも対応できるようになります。
(4)特急料金の座席番号変更
これまで特急の座席番号は、「デラックスシート」を除き、数字のみで表示していました。しかし、3月21日からはJRのように、「1A」などと、番号とアルファベットを組み合わせた座席番号となります。座席位置がわかりやすくなります。
話は変わりますが、恒例(2012年夏の例はこちら)となった、早朝に大阪・京都・名古屋を出る特急を利用する場合に使える、伊勢志摩への割引切符。この冬も、「冬の伊勢志摩 片道ペアきっぷ」として発売されます。2人(うち大人が1人以上)が指定された列車(平日は16時台までに出発する列車であれば対象となります)に隣同士の座席で利用した場合、伊勢志摩までの片道運賃・料金が半額になります。帰りは通常の運賃・料金となります。発売期間は1月21日~3月15日(利用前日までに購入する必要があります)、利用期間は2月1日~3月16日です。
(参考:近鉄ホームページ http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/130117tokkyuseido.pdf、http://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/121017iseshimakanamichi.pdf)
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