北総鉄道の駅前にもバラ売り回数券自販機
千葉県の北総鉄道は高額の運賃で知られる鉄道会社。2010年7月に10~40円値下げされましたが、それでも高いことには変わりありません。
北総鉄道に乗ると首都圏有数の高い運賃がかかるので、すでに駅前の商店で回数券のバラ売りのサービスを行っています。平日、休日を問わず10~16時の間に利用することのできる「昼間割引回数乗車券」、休日と12月30日~1月3日に利用することのできる「土・休日割引回数乗車券」は10枚分の値段で15回乗ることができます。33.3%引きの格安切符です。有効期限が発売日から3か月のため、個人では使いにくい面もあるのですが、駅前の商店ならそういうリスクはありません(西白井から印旛日本医大までの6駅で多いときには1日1000枚近く売れているようです)。この回数券のバラ売りは、駅前の商店がボランティアで行っているもので、利幅は薄いです。1枚売って10円程度です。
さて、そのような北総鉄道沿線に、チケット業者が参入しました。昨年10月、チケット販売業のファーストチケットが、西白井駅近くのお茶販売店前に自販機を置いたのです。北総鉄道の乗客から機械の設置を依頼されたのがきっかけのようです。販売している切符は、「昼間割引回数乗車券」「土・休日割引回数乗車券」のほか、「普通回数乗車券」(終日利用可能、10枚分の値段で11回乗車可能)の3種類。行き先は京成高砂、新鎌ケ谷、千葉ニュータウン中央などが用意されています。京成高砂への切符は、通常600円のところ、410円で販売されています(「昼間割引回数乗車券」「土・休日割引回数乗車券」の場合)。駅前の米穀店で売っている値段と同じです。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY201301220424.html、「月刊 千葉ニュータウン」ホームページ http://www.chiba-newtown.jp/Barauri1005.htm、北総鉄道ホームページ http://www.hokuso-railway.co.jp/)
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