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「東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会」、1月30日に東海道貨物支線の調査列車運行

 東京には多数の貨物線があります。湘南新宿ラインのように旅客列車も運行するようになったところもありますが、まだまだ貨物列車しか走らないところもあります。そういう路線には、ときどきイベント用の列車が企画され、鉄道ファンに人気のイベントとなっています。

 東京・川崎・横浜の臨海部を通る東海道貨物支線もそのひとつ。神奈川県など沿線自治体は、「東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会」を設置し、現在貨物しか通らない東海道貨物支線の貨客併用化を検討しています。貨客併用化の検討をしている区間は、東京テレポート・品川-東京貨物ターミナル-天空橋-塩浜(仮称)-浜川崎-桜木町間。既存の線路を活用する区間と新規に整備する区間があります。このたび、今後の貨客併用化の検討の参考とするため、東海道貨物支線の調査列車を運行します。

 調査列車は1月30日に運行します。茅ケ崎を13:35に出発し、茅ケ崎-(東海道貨物線)-横浜羽沢-鶴見-(東海道貨物支線)-浜川崎-東京貨物ターミナル(ここで折り返します)-浜川崎-鶴見-(高島貨物線)-桜木町-(根岸線)-関内 という経路をたどります。途中で下車することはできません。関内は15:41着です。183系6両編成を利用します。

 「ぜひとも乗ってみたい」と思う人もいるでしょうが、この調査列車は学識者、国・自治体・鉄道関係者など約350人が乗ることになっており、公募による参加者募集は行っていません。イベントが企画されるのを待つだけです。

(追記)
 東海道貨物支線の貨客併用化は、2000年に国の運輸政策委員会が「今後整備について検討すべき路線」として運輸大臣(当時)に答申していますが、未だに具体的な話はありません。15キロの区間を新設する必要があり、事業費が約4000億円もするからです。その負担割合も決まっていません。

 そのため、新設をせずに、既存の区間の貨客併用化をするという考えもあるようですが、トラックに比べて環境負荷の少ない貨物列車が増えることも考えられ、ダイヤ調整が難しくなるともみられています。
(参考:神奈川県ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p588575.html、http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/536431.pdf、イザ! http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/627314/)

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