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国交省はDMVの導入・普及を促進しようとしているが

 ローカル鉄道は(車を持たない)通学や高齢者等の移動の足として、地域の経済活動の基盤として重要な役割を担っています。しかし、沿線の人口減少や車社会のさらなる進展により、鉄道事業の存続が困難な状況になっています。

 そこで実用化に向けて開発がすすめられているのが、1台の車両で鉄道と道路の両方を走ることができるDMV(デュアル・モード・ビークル)。鉄道を廃止しなくてもすみ、鉄道に比べて低コストで運行することができるのが長所です。観光にとってもプラスになるとされています。国交省はそのDMVの導入・普及を促進しようと、6日に検討会を開きました。検討会では、DMVの開発経緯、開発状況についての調査や、これまで実施されてきたDMVの実証運行の検証を行います。検討会は8~10回程度開催されます。夏ごろに中間とりまとめを行い、2013年度末に最終とりまとめを行います。

 ただ、DMVがローカル鉄道の救世主となるかどうかは疑問がもたれるところです。実際に明知鉄道で実験が行われたときに乗車しましたが、そのときにも記したように、キャパがあまりにも小さいのです。路線バスより小さく、マイクロバス並みなのですから。DMVは低コストとはいえ、バスよりは高いです。コストが高く、キャパが小さいのですから、採算をとるのが難しいことは容易に想像できるでしょう。

 鉄道をどうしても残したいのなら地元自治体が赤字を補てんしてもいいのです。鉄道があることによる社会的価値はそれなりにあります。億単位のお金を出す価値はあります。JRや大手私鉄の黒字路線に甘えるのではなく(中にはJRなどがローカル線を維持するのは当然のこととして開き直るところもありますが、そういうところは廃止になっても文句は言えません)、自らで負担するのはそれも立派な話です。コストを下げるなら線路敷を舗装して、そこにバスを走らせたらよいのです。BRTです。朝夕の通学時間帯だけ鉄道を運行し、後はバスにするという方法もあります。

 観光資源としてそれなりのお金を取るならともかく、DMVを地域の交通手段として使うのは無理があるというのが現状認識です。
(参考:レスポンスホームページ http://response.jp/article/2013/02/05/190405.html、国交省ホームページ http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo01_hh_000065.html)

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