可部線電化延伸、ついに合意!
2月1日、ついにJR西日本と広島市との間で合意しました。2003年に廃止になった可部線可部-三段峡間の一部が、復活することになったのです。最初に話が出てから2年、紆余曲折がありましたが、地元への説明を続け、先日も書きましたようにようやく目途が立ったのです。(冷静に考えると厳しいところもあるとはいえ)廃止の話題のほうが多いだけに、久々の明るい話題です。
電化延伸はJR西日本、関係バス事業者、広島市などで構成するJR可部線活性化協議会が事業主体となります。可部駅-荒下県営住宅跡地間の約1.6キロを単線で整備する計画です。駅は2つつくります。中間にできる駅(1日平均利用者数見込み数900人)は4両対応、延長85メートルの単式1面、無人駅です。終点にできる駅(1日平均利用者数見込み数1100人)も4両対応、延長85メートルの頭端式1面(2番線まであります)、こちらも無人駅です。なお、可部駅については、延伸に伴い河戸方面へのホームを増設し、相対式ホームになります。交換ができます。
合意に至るまで時間がかかる原因となっていた踏切については、3つ新設することになります(これとは別に、可部駅のすぐ近くには、廃止されずに残っている踏切が1か所あります)。国道54号と可部バイパスとの間に車両の通行ができない踏切を1か所設置します。可部バイパスから西は、2か所設置します。ただしそのうち1か所は、近接する都市計画道路が整備され、鉄道との間に立体交差が図られた時点で廃止します。
概算の事業費は27億円、広島市が2/3、国が1/3を負担します。2015年春が開業目標です。
(追記)
JR西日本広島支社の杉木支社長は、可部線を2015年3月のダイヤ改正に合わせて運行開始をする方針であることを明らかにしました。夏までに国へ事業認可の手続きをし、順調ならば秋に着工します。
延伸される区間の所要時間は3~4分、すべての電車が延伸区間を走行し、運行本数は梅林-可部間と同じ99本となる予定です。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2013/02/page_3211.html、http://www.westjr.co.jp/press/article/items/130204_00_kabe.pdf、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130204-OYT1T01086.htm、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/national/update/0204/OSK201302040109.html、中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201302160005.html)
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