JR東日本と地元自治体、石巻線の内陸移設で覚書締結
JR東日本の石巻線(石巻以東)は長い間運休が続いていましたが、石巻-渡波間が2012年3月に復旧したのに続き、渡波-浦宿間が3月16日に復旧します。残る浦宿-女川間は津波の被害が大きく、復旧が進んでいません。しかし、2月1日にJR東日本と女川町との間で覚書を結び、時期は未定ながら、女川駅を内陸に移すかたちで全面復旧させることが正式に決まりました。
女川駅は以前にも書いたとおり、震災前より150メートル内陸側に移します。浦宿-女川間の営業キロは2.5キロですが、この移設で2キロに短縮されます。駅舎と線路の敷設する場所は、町が区画整理事業で5~7メートルかさ上げして、JR東日本が施設を整備します。2014年度末の再開を要望している女川町は、駅の開業に合わせて駅前広場を整備し、商店街を形成できるようにします。新しい女川駅も標高が低いため東日本大震災クラスの津波が来れば、再び浸水する危険性もありますので、住民や乗客が安全に高台へ逃げられるよう、避難道路も確保します。なお、JR東日本里見仙台支社長の話によれば、早く復旧したいという気持ちはあるものの、かさ上げした場所に線路を敷くため、強度や工法を検討する必要があるとしています。
(参考:河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/news/2013/02/20130202t13016.htm)
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