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三江線バス増便実験、12月は少々増えたが

 三江線活性化協議会(JR西日本三江線の沿線6市町、JR西日本米子支社などで構成)は1月21日、昨年10~12月にかけて行われた増便実験の結果を発表しました。

 期間中のバス利用者は6558人。1日平均では71.2人です。月別では10月1712人、11月1851人、12月2995人です。12月が多いのは、停留所の追加、バスの更なる増便(17便から23便に増えました)とスクールバスの運休によるテコ入れ策によるものです。10、11月の1便平均は3.43人だったのですが、12月の1便平均は4.20人でした。また、通学、通院時間帯には最大53人も乗った便があった一方、1か月でたった2人しか乗らなかった便もありました。

 この結果に対して沿線6市町でつくる三江線利用改良促進期成同盟会側は、利用促進の努力が足らなかったとしています。これに対してJR西日本米子支社側は、潜在需要は小さいと考えています。JR西日本としても需要が極めて少ないローカル線を、株式会社による鉄道として支え続けなければならない理由はなく、今後どのように判断するかが注目されます。公共交通として必要ならば第三セクター化やバス転換でもいいのですから。

(追記)
 ちなみに、今回のバス増便実験は、JR西日本のお金で実施したようです。
(参考:中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201301220017.html、「週刊東洋経済 『鉄道』完全解明 2013」 東洋経済新報社)

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Comments

昨年12月に三江線に乗りに行きました。早朝江津は発。乗客は3人。途中からだんだん乗客が増え、三好到着時には満席状態でした。

JR西日本の方が乗ってきて車内でインタビューが」ありました。「三江線は景色がいいですね」などdとポジティブなコメントしたのですが、最後、今日これからどちらへ、という質問で「白市に出て、広島空港からANAで羽田へ」と答えたら急に表情が変わってしまいました。「飛行機でも来てくれるありがたい客」と思ってくれたのか「結局JR西の収入には貢献しない客」と思われたのか(^^;)

Posted by: 林 薫 | 2013.02.27 08:23 AM

 林 薫 さん、こんばんは。

* 昨年12月に三江線に乗りに行きました。

 三次ぐらいだと時間帯がよいからでしょうか?

* 最後、今日これからどちらへ、という質問で

 いくら三江線の利用者が増えても、山陽新幹線のような単価の高いものとセットでないと割に合わないのでしょう。ローカル線の運賃は安すぎますから。東京や大阪の1.2倍ぐらいでは採算がとれるわけがありません。

Posted by: たべちゃん | 2013.02.27 09:18 PM

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