JR東海、山陽、四国方面にフリーきっぷを発売!
JR東海は、山陽・四国地方の旅行に便利な「たびきっぷ」を発売します。
「たびきっぷ」は4種類、「岡山たびきっぷ」、「広島たびきっぷ」、「山口たびきっぷ」、「四国たびきっぷ」です。「岡山たびきっぷ」では岡山、倉敷が、「広島たびきっぷ」では広島、宮島、岩国が、「山口たびきっぷ」では山口、萩、津和野、仙崎が、そして「四国たびきっぷ」ではJR四国全線(岡山以南のJR西日本線などを含む)がフリーエリアです。5日間、フリーエリア内のJR線等が特急自由席を含めて乗り放題です(「広島たびきっぷ」では、山陽新幹線広島-新岩国間、JR西日本宮島フェリーも乗り放題です)。発駅は東京・品川(都区内)と名古屋(市内)の2つ。フリーエリアまでの往復は新幹線指定席が使えます(「のぞみ」が使えないとの明示的な表示はありません)。フリーエリア以外では途中下車はできません。
価格は結構お得です。東京・品川からだと、「岡山たびきっぷ」、「広島たびきっぷ」、「山口たびきっぷ」、「四国たびきっぷ」はそれぞれ、32000円、35000円、39000円、35000円(子供は半額)。東京・品川発の場合、岡山、広島、新山口までの運賃・特急券(「のぞみ」指定席、往復割引適用、通常期)に160~320円をプラスするだけで、フリーエリアまで乗り放題です。フリーエリアの広い「四国たびきっぷ」でも、岡山までの運賃・特急券(「のぞみ」指定席、往復割引適用、通常期)に3320円をプラスするだけで、フリーエリアまで乗り放題です。利用期間は4月2日~2014年4月5日(4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~2014年1月6日は利用できません。有効期間の延長もしません)、発売期間は4月1日~2014年3月31日です。「ゆき」乗車日の前日までに買う必要があります。発駅及び発駅周辺のJRの主な駅(JR東日本の駅で購入できるかは不明です)、主な旅行会社で発売します。
この「たびきっぷ」、3月末に廃止される「周遊きっぷ」を思わせる内容です。JRが発売するフリーきっぷの類は、JR各社のエリアで完結するものが多いのですが、その壁を乗り越えたものであるというのは評価すべきところです。発駅エリアのJR東海と、フリーエリアのJR西日本、JR四国とは良好な関係を保っているのでしょう。週末や連休の旅行には使いやすい切符です。今回の設定ではない新横浜、静岡などを発駅とするものの発売も望みたいところです。JR西日本が発売主体となりますが、京阪神発の設定も欲しいです。「2人以上のみ利用可能」などという変な条件をつけないで。
(追記1)
名古屋市内発の「たびきっぷ」は2014年4月2日利用開始分以降、通年で設定されます。
(追記2)
「たびきっぷ」は、「四国たびきっぷ」を除いて、2019年3月30日で発売を終了することとなりました。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000017939.pdf、http://railway.jr-central.co.jp/tickets/_pdf/oufuku04.pdf、https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039389.pdf)
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